85歳老いる雑感(97) 老いる人生の一コマ、疲れの兆候と休養

 自分の体質として、疲れが溜まってくると、口内が荒れてきます。疲れが溜まった時の身体の兆候、注意信号の役割を果たしています。したがって、この兆候が現れると、意識して活動量を減らしたり、早めに就寝し休養ことにしています。

 この状況は、大体1週間以内に自然に収まり、元の普通の状況に戻ります。年に1〜2回ほど、こうした兆候が出現するときは、自分の身体の調子から自覚しており、疲れの蓄積との因果関係がよく理解できます。症状としては、食欲は普通にあるが口内が刺激のある食べ物はヒリヒリとするため普段より少なめに食べることになります。今回も、同じ状況が生じましたが、間もなく普通に戻ります。

 歳を忘れて調子に乗って、普段以上に働きすぎると、身体は警告を発してくれるので、ブレーキをかけることになります。自分でも世間の85歳標準より、どうも活発に活動し過ぎる傾向にあることは自覚しております。

 こうした面では、歳相応にせよと兆候が現れ警告を発する有難い身体であると感謝しています。やがてこうした頑張りも段々と降下を辿ることになります。その点もわかっているので、今のうちにという気持ちが強い面があるのも確かです。

 人間の老いる過程の一コマでもあるように思います。これを繰り返しながらさらに老いていくであろうと思います。悲しむことも嘆くこともありません。人生万歳であり、あるがままを受け止めていきたいと思います。