わが88歳の雑感( 281) 人生の終末期においては、自分流を貫き通したい。

 満88歳になって、身体の面でどのような変化があったのか自らに問いかけてみた。

 毎日、朝夕散歩をし、シニアクラブの諸活動には全部参加し、いたって元気である。颯爽と歩いている姿を側から見ると元気爺さんに見えるようだ。

 何事においても、枕詞として「歳だから」ということばを言わないことに努めてきた。その理由は、80代後半においては、今まで出来たことが出来なくなることは自然なことで摂理に叶うことであると思っているからである。

 日常の行動面から見ると、極端な変化は見られないが、自分の身体のことであるので、体力と身体の動きが徐々に低下していくのがよく分かる。

 老境になるとこのような状況になることかと日々体験しながら過ごしている。

 体力と身体の動きが低下するのは、当たり前のことで、クヨクヨしたり、悩んだり、気にすることはないと思っている。一喜一憂せず、泰然として構えていく方が気が楽であるからだ。あるがままを受容することにしている。

 こうしたことから、前向きに物事を捉え、考え、積極的に対処していくことに努めている。

 他人に迷惑をかけないようにして、人生の終末期においては、自分流の生き方を貫き通せたらと思っている。