われ89歳を生きる( 336) いかに毎日を元気に暮らすか その元気要因をいかに持続するか

 89歳の今日であるが、実際のところ歳など全く頭の中になく毎日を過ごしている。あまり一つのことや細事に拘らない性格からそう感しているのかもしれないが、体力、視力、聴力、歯力、足腰の衰えのほか、坂道を上がったり、速く歩いたり、重たいものを持ったり、脚立に登ったりするときに「歳(年 )相応になってきた」ことを実感する。

○ ある日の一日の行動

 昨日6月11日は、午前5時から早朝の散歩道と健康広場のグラウンドゴルフコース及びその周辺の除草奉仕した後、朝食をとり、休憩を兼ねて、新聞を読んだ後、夫婦して家庭菜園のジャガイモを鍬で堀り、とうもろこしと落花生に防鳥のためのネットを被せる作業を11時頃まで行った。普段より長い時間身体を動かすこととなった。

 午後はこうしたことからのんびりと休養し、昼寝の後テレビ番組を楽しんだ。

 夕食後は、散歩と運動を兼ねて健康広場のグラウンドゴルフコースと周辺の整備作業を行った。薬は夕食後に小粒の一錠を飲んでいる。

 夜は、テレビ録画の鑑賞、ブログの作成、写真の作品処理を行って就寝した。

 毎日朝晩は、体重、血圧、脈拍測定と記録を行い、就寝前に中型の手帳に一日の行動等や特記事項を記入している。

○ 思い通りの毎日を過ごせる根源は「元気」にあり

 こうして自分の思い通りに毎日を過ごせることに感謝している。その根源はなんといっても「元気である」ということではなかろうか。病気がちで毎日医者通いでは元気も失せてしまうあろう。

○ 元気の持続要因1  「毎日の生活が一定のパターン・リズムで進む」

 全体的に見ると、「毎日の生活が一定のパターン・リズムで進んでいること」が元気を持続している要因であるように考えている。これは現職時代に一定のパターン・リズムで生活していたことに通ずるものがあるからだ。高齢期に陥りやすいダラダラした不規則な生活、緊張感のない自由気ままな生活を排除する要因となっていると言えるかもしれない。

 毎日の生活の行動予定は、シニアクラブの定例的な諸活動への積極的参加など一定のパターンが出来上がっておりリズムに乗った生活感覚であるからである。

○ 元気の持続要因2 「バランスの取れた一週間の行動予定」

 全体的に見ると、一週間のうち月・水・金のシニアクラブの諸活動を中心とした行動予定と火・木・土の自分と家庭を中心とした行動予定が半々ぐらいでバランスが取れた毎日となっている。日曜日はその他の諸行事など自由な空き時間といったところである。

○  元気の持続要因3  「地域社会等との関係保持」

 毎日の行動を見ると、シニアクラブの諸活動等参加を通じて地域社会との関わり、他人とのつながりが保持され、自動的に孤独から解放されているということである。

○ 元気の持続要因4  「満足感・安定感と意欲・体力・気力の維持」

 夫婦や家族とのふれあいによる満足感、安定感、趣味の持続による充実感、毎日の散歩やシニアクラブ諸活動、ささやかな地域奉仕活動などにより意欲・体力・気力の維持が元気の大きな要因となつているのではなかろうか。

○  元気の持続要因5 「年金生活による質素かつ堅実な生活」

 健康維持にあたっては、上記のような要素のほか経済的安定が不可欠である。年金生活であることから「入るを計って出ずるを制する」でその範囲で暮らしている。贅沢をせず、質素かつ堅実な生活に徹することに努めている。 

○ 毎日を最前で過ごす

 人間「元気なうちが花である」と言われている。人生100年時代の到来のようであるが、高齢期の最終コースにおいては、明日のことさえ先のことは一切わからないものだ。毎日が最後の一日の思いで「毎日を最善で過ごす」ことに努めたい。