わが88歳の雑感( 278) 人生最終コースは自分のやりたいことをやる

 70代後半よりか80代後半の方が、身体状況や医療機関にお世話になる回数が少なくなった。肉体的には歳を重ねるにつれて、歳相応に低下してきたが、「自分のやりたいこと」を概ね存分にやっているので、特に不満も、不安やストレス、負担感もない。どちらかというと毎日を自分の思う通りに、楽しく快適に過ごしている。

 特に、最近は、団体の代表等から外れて、自由な立場で各種活動に参加しているので、精神的にも時間的にも余裕のある老後と言える。

 88歳となり、人生最終コースを歩む今日、他人や家族に迷惑をかけない範囲で、「自分のやりたいこと」をやることとしている。

❶ 身体的な機能低下に対応して、生活全体おいて出来る限り「身体を動かす」ことに努めている。

 自動車運転免許証を自主返納して以来、「歩く」「身体を動かす」ことを基本とし、生活全般を律することにしている。毎日の朝夕の散歩、シニアクラブの全ての活動に積極的に参加するのもこのためである。地域社会での奉仕活動もその一つである。イヤイヤながらではなく、自らの意思で楽しみにしながら実行している。

 シニアクラブの諸活動では、ただ単に参加するのではなく、クラウンドゴルフ、輪投げなど個人能力・技量を伴うものは技量向上の研究と練習に心掛けている。

  身体を動かすことに努めた効果は風邪などあまりひかなくなったことだ。通院回数は以前より少なくなった。

❷  できる限ら頭を使うことに努めている。この歳になると、日常生活において、ボケてきたと自認することがある。当然のことながら、程度に関わらず認知症を持っていると自己診断している。

 パソコンを使ってブログを書いたり、新聞を読んだり、数独をしたり、写真を撮り作品を作り上げ出展したり、カラオケを歌ったりして頭の老化の進度を遅らせたいと努めている。

 何といっても、人間は人と会い会話することが必要である。独りではなく社会集団の中に身を置くことが、五感を働かせ社会性を保持するすることに繋がっているのではなかろうか。

 自衛隊時代の隊友会、つばさ会、故郷の県人会、シニアクラブの毎週の集まり、調査事務所OB会など歳を取ったから参加しないのではなく、迷惑をかけないかぎり、歳を取ったからこそ参加するすることにしている。

❸  いつの日か「身体を動かす」ことができなくなり、各種の団体の会合などの参加ができなくなる。「やりたいこと」ができなくなる日がやってくるであろう。

 人生の最終コースにおいて、老いていく中で、「心身が元気である」ということを保つことがいかに困難であり、かつ重要であるかを再認識している。