わが自治会活動の軌跡( 34) 先人たちの素朴な心の拠りどころ、町の発展と安寧を求めた神原神明宮と祭り屋台の運営(3)

    平成17年(2005年)4月、地域の神原町自治会長に就任して以来、毎月5日と20日の2回、「神原町自治会ニュース」を編集発行した。歳月が過ぎるのは早いもので15年が経った。
 わが町に「自治会ニュース」が創設発行されるようになってから、現在に至るも継続されて情報連絡紙として大きな役割を果たしている。
 「神原町自治会ニュース」を通じて、地域社会に生起する諸問題、自治会活動及び運営や地域の話題や町内で黙々と献身的に活躍する人々などを中心に、どのような問題に直面して、どのように対処したかを回顧してみたい。
 自治会・町内会の運営と活動は、時代、地域によって状況は様々であるが、共通するものがあるのではなかろうか。そうした視点からすると現在及び将来において、自治会・町内会の会長、副会長、会計の三役などの役員として活動される方々に参考になる点もあるのではなかろうかと思うものである。時代の進展とともに自分たちの住む町の自治会・町内会は常に新しい課題に直面しながら前進していくものであるからです。

 

神原町の成り立ち その18 ル-ツを探る

先人たちの素朴な心の拠りどころ、町の発展と安寧を求めた神原神明宮と祭り屋台の運営

その17の要約

❶ 平成18年における神明宮の運営  

◇平成18年における神明宮の運営は、氏子総代原田忠俊氏のほか小松明、池谷甫、池谷英一、池谷務、嶋村久仁雄、高橋三重保、井嶋髙、池谷修、石塚昇司、鈴木正廣、山下智弘、吉山賢の各氏で、各部から4~5名の13名で構成されていました。

◇役員の皆さんは、神明宮が町の守護神として設立された伝統文化を守り、町の安寧を願ってその役目を果たしておられます。

❷ 祭り屋台の運営 

△お祭りは、神明宮の祭事のほか、祭り青年会が屋台運行、青空子ども会が子供行列参加、婦人会は食事支度など裏方の主役となって祭りが運営されていました。

自治会長になって、各町の関係者とお付き合いをしていると他町から「神原はまとまりがある」との評判をよく耳にしました。嬉しいことでした。お祭りで、これだけのまとまりがある町は残り少なくなってきました。

 こうした良風が伝統的に受け継がれてきましたが、時代の変化とともに、祭りの運営についても改善を要する点が浮き彫りになってきました。はやいもので、あれから時は移り、神原神明宮の氏子総代等役員も変わってきました。親の時代から子供の時代になってきました。

 時代を先取り祭りの運営など新しい発想で、伝統を受け継ぎながら、時代に合ったやり方を取り入れてより一層充実したお祭りにすることが求められています。

❸ 神原町祭り青年会 

△お祭りの華は、町内全域の屋台引き回しであり、年一回、祭り青年が原動力となって、神原町全域にエネルギ-を散布し、明日の活力を生み出す土壌を作ってくれています。

△平成18年当時のメンバ-は、次のとおりで、神原町を背負って立つ方々です。

会  長  島村正義

副会長  八木本良久、和久田芳次、原田忠昭、井嶋誠、島村康彦、井嶋強

井嶋一巳、原田浩、池谷甫、池谷道雄、知久剛士、池谷久、長谷川幸夫、北澤和宏、花島利夫、鈴木正廣、大森敦夫、筒井信行、石津谷敏裕、加藤良治、島村定雄、井嶋吉伸、八木本秀之、池田基芳、髙橋博和、坂口進、青葉哲志、池谷正進、原田朝治、釜田實  石津谷利美、北村晃一、須山正伸、和久田富三、堀野秀幸、井嶋康之、池野谷善道の各氏(順不同)

❹ お祭りはまちづくりの原動力 

△お祭りはまちづくりの原点でした。発展する町や地域は昔から、自然発生的にお祭りごとが盛んでした。△祭りごとが榮え続く町には、伝統が培われ、発展の未来があります。明るい地域のコミュニティ作りのためにも、よき伝統は受け継ぎ、新しい発想を積極的に取り入れて町民全員が参加し、楽しむお祭りを育てたいものです。

◆次回は、祭り屋台について、ふれてみましょう。

 

❺  神原町自治会ニュ-ス No34   平成18年10月20日

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