83歳老いる雑感( 60) 80歳代における膝・腰・肩の痛みと 骨が弱くなる

    毎日どの新聞を見ても、全面広告がある。「膝・腰・肩のつらい痛みに効きますよ」という類のものである。それだけ世間に苦しみ悩んでいる人が多いということである。歳をとるにつれて、膝・腰・肩の痛みが増えてくるものだ。その上痛いところは動かさなくなり、次第に筋力が衰えてくる。また、痛いところがあるとその部分をかばうために他の部分に負担がかかり、さらに痛みの個所が拡大がするなど悪循環を繰り返すことになる。これが世の高齢者の一般的な傾向であろう。

 その上、骨の方も老化して各種の転倒事故につながりやすい。特に、「骨粗しょう症」という骨の強度が低下して、骨折しやすくなる骨の病気になりやすい。高齢者が骨粗しょう症により骨がもろくなると、つまずいて手や肘をついたりで骨折してしまうことがりで多くなる。

 今まで何ともなかったのに、 80歳代になったら、膝と肩の痛みなどが出始めた。生活に直接的な影響はないが、正座は無理となってきた。毎日心掛けていることは、しっかりと食事をとること、身体を動かすことなどに努めている。

    人は高齢期となると等しく老いるものである。これだけは必ずやってくるものだ。人間の身体が加齢とともにどのように変化していくか日々実感しながら過ごしている。