わが88歳の雑感( 299) 批判、反対より前向き建設的な改善意見・提言と協調

    日常生活の中で心掛けていることの一つに、他人を批判したり、貶したり、揚げ足を取ることをしないことに努めている。

 他人を批判したり、誹謗中傷したりして良いことは何も生まれないからだ。むしろ、人間関係が悪くなり、憎しみと、怨念を生み、良いことは何もないからである。ましてや、多数の人の中で公然と批判したり、誹謗したりすると取り返しがつかなくなる。

 社会生活の中で人間関係ほど難しいものはない。人間は老若男女を問わず、みんな個性があり、人生観、価値観、物の見方、考え方が異なるからである。

 そうしたことから、社会生活を送る上で一番大切なことは、相手を認める、相手の個性を認め尊重することではなかろうかと思う。

 特に、集団活動にあっては、お互いを認め尊重し合い、「協調」することが必要である。「協調は潤滑油」のようなものだ。人間関係の亀裂や破綻を防ぐ予防薬でもある。

    高齢期においては、ややもすると物の見方、考え方が硬直化する傾向があるものである。心して過ごすことに努めている。

 明るく楽しく毎日を過ごすには、何事も「批判、反対より建設的な改善意見、提言」と「協調」であるように思う。