わが趣味活動( 123) カラオケを楽しみ、健康維持につなげて人生最後まで、「くちびるに歌を」でいけたらありがたい。

 カラオケは趣味の一つである。若い時代や現職時代は、人様の前でいつでも、歌を唄えと言われれば、躊躇することなく自信を持って唄えるものを一つや二つは持つように心がけ、郷土民謡や流行歌・演歌などを覚えたものである。

 これによって、職場、同級会、懇親会などどの場面においてもその場に応じた歌をおじけることなく唄える準備ができており、積極的にみんなの輪に入り楽しく過ごすことができた。これは良好な人間関係を作る上に十分役立ったように思う。

 自衛隊退官後は、自分で演歌を唄い楽しむために、地域の年金カラオケ部やカラオケクラブに入り、新曲など積極的に覚えることに努めた。こうした活動も年を重ねるにつれて逐次解散となった。

 現在は、地域のシニアクラブにおいて、毎週の月曜会で懐かしの歌を通信カラオケで2曲歌うことにしている。

 そのほかは、毎日の生活においては、家の中で時折、スマホで唄いたい懐かしの歌や慣れ親しんだ演歌を引き出し、声を出して歌うことにしている。

 家の中には、カラオケ機材から昔のレコード盤やDVD、CD、テープなどいっぱいあるが、今は使うことなく眠っており、そのうち処分することになりそうである。手軽にスマホ一つで十分用を足せる時代となったからだ。

 このように、歳をとるにつれて、趣味のカラオケも社交的な役割から自分で楽しむと同時に声を出すことによって健康を保つことに役割・効用が変わってきた。シニアクラブのカラオケは、ほぼ全員が利用しており、カラオケ利用者はみんな元気である。

 昔は分厚いカラオケ全集など購入したものであるが、今は時折、新聞折込の宣伝パンフによく区分整理された懐かしの歌が曲名・歌手名が記載されたものが配布されており、唄いたい、唄える曲名に印をつけて活用している。

 人生最後まで、「くちびるに歌を」でいけたらありがたいが、さてどうなるであろうか。