85歳老いる雑感(90) 生命力のパロメータは「歩く」こと

 人間と動物の生命力のパロメータは「歩く」ということが大きな要素となっているのではないでしょか。最後は歩くことさえできなくなって終末を迎えることになります。

 自分が歳をとり、周囲を見渡すと歩行困難となって、家に閉じこもることが、どんな結果につながっていくかは明らかです。

  こうしたことから、シニアクラブにおいて、最も重視していることは、できるかぎり自力で活動場所に集まることにしています。それは高齢者にとって、「歩行」が基本的かつ最も重要な機能であると考えるからです。

 85歳となって、後期高齢者の身体機能の低下がどのようになっていくのか、毎日の生活で自からの身体を通してよく分かります。

 「歩く」ことは、何としても自分の力で「歩きたい」という強固な意思と頑張る気力があって行うことができます。この歩行力は諦めて動かず、じつとしているとあっという間に低下してくるように感じます。

 今日は、 静岡県 シニアクラブの機関紙を配布するため、雨の小降りを待って、午後5時から2時間余かけて、ポストに投函しました。

   2時間ばかり歩くと、距離的にはそれほどでもないが、気分としては結構歩いたと感じました。

 今のところ、歩くことについての拒否感、負担感や違和感は全く感じておりません。実行してみて、単にウォーキング、散歩よりか、用件や目的があると歩くことに苦痛を感じたりすることがありません。したがって、疲労感よりか充実感、満足感を強く感じます。

 日常生活は、色々ですが、「歩く」こと「身体を動かす」ことをこまめに行うことに努めます。今は元気であっても、いつの日か『歩く」ことが困難になる日が必ずやってくるに違いないからです。