元自衛官の時想(130) 希望する全国民のワクチン接種を10月〜11月完了に寄せて

❶   第2回目のワクチン接種を終えた

 本日・6月21日午前第2回目のワクチン接種を終えた。高齢者ということで、働き盛りの人、若い人たちに先駆けて接種をしてもらい有難いことである。

 私が接種を受けたクリニックの接種の受付から終了までの運営の一連の流れは最初から見事であった。

 全国各所におけるワクチン接種の設置と運営は、初めてのことであり、初動段階では様々なトラブルや問題が生じたであろうが、苦い教訓を活かし迅速に改善され円滑に運営されるようになっているようだ。

 午後のシニアクラブの地区役員連絡会においても、出席者の80%は2回目の接種を完了していた。

❷  64歳以下の一般接種の本格化と職域接種の開始

 個別接種、集団接種に次いで、64歳以下への一般接種が本格化し、今日から職域接種が始まったとメディアは報じた。

 今後のワクチン接種の展望は、現役世代や若い人たちへの接種が加速しており、新聞等の報道を通じて国家の各機能が期待通り稼働し始めたことを実感する。

 菅義偉内閣総理大臣は、今回、「接種を希望する全国民に対して10〜11月に終える」と表明している。

  「全国民の接種を10〜11月完了」を貫徹せよ

 昨日日曜日、妻の接種に伴い浜松市の集団接種会場を訪れたが、済々かつ合理的な接種が進められるよう運営されているのを確認することができた。

 先に、菅義偉内閣総理大臣が「一日100万回接種」を目標とする大戦略を表明した時、様々な意見、批判、論評があった。

 新型コロナウイルスから「全国民の生命と生活を守る」ための決め手は一日でも早やく希望する全国民にワクチン接種を完了することである。

 この大戦略を遂行するには、トップリーダーがいかなる困難があってもやり遂げる鉄石の決意と意思があって出来ることである。一分たりともぶれたり、後退したら目標と時期を達成することはできない。

❹  ワクチン接種の達成目標と完成時期

    国政の最高責任者である内閣総理大臣が、ワクチン接種に関して、「65歳以上の接種7月末完了」、「一日100万回接種」に次いで、「接種を希望する全国民の10〜11月完了」を明示したことは賢明である。

 いかなる大戦略においても、目指す目標と達成時期を明示することは必須であるからだ。トップリーダーの達成目標と時期の明示により国民の理解と協力を得ることができる。これによって、国家の全機能を動員して集中発揮することができる。

❺   達成のための行動方針

 今後、「一日100万回接種」「接種希望する全国民の10〜11月完了」を達成する手段方法は 多種である。ちなみに接種方式も個別接種、集団接種、職域接種、一般接種、地域接種と様々である。

 接種を企画運営する主催者の立場、状況は異なる。主催者は取り巻く諸般の状況に対応して実行可能性、受け入れ可能性、阻害要因の排除・軽減策などによって達成率や成果も決まって来る。

❻  一日も早い接種に向けての国民の積極的な支持と協力

 希望する全国民に対するワクチン接種の早期完了にあたっては、国民の積極的な支持と協力なくして成り立たないことは論をまたない。

 国、都道府県、市町村の行政機関及び各種機関、医療機関、産業界・企業、各種団体などの各機能の統合的な連携と活動が日一日と活発化し、接種体制も確立されてきた。

 わが国の国力、潜在力、民族の特性、国民性などからすれば、必ず「一日100万回接種」「希望する全国民の10〜11月接種完了」は成し遂げられるであろう。

 なぜならば、「国民の生命と生活を守る」ことは国家の使命であり、国民の最大の願いであるからである。