わが趣味活動(78) 写真の基本に返って新しい作風に挑戦することにした

 写真を始めた動機は、花の会の代表として、皆さんの献身的な奉仕活動の状況を記録したり、成果の発表につなげたいとの思いから写真講座に参加したことから始まる。

 10年経って顧みると、多くがオートにして、写真機のこと、撮影の仕方などあまり勉強せず、夢中で撮ってきた感じがする。いつの間にやらワンパターンでマンネリとなっている様に思われる。

 車と運転免許証の返上を機会に、写真を継続して終末期の趣味の一つとすることにした。

 それには、最初の振り出しに戻って、初歩の基本から勉強してやり直すことにした。写真機も新しいものを求めず、今あるものを最大限活用して、じっくりと研究しながら写真を楽しむことにした。

 基本を勉強する参考書となるものは多数持っているので、失敗を顧みず新しいことに挑戦することにした。幸にして時間は十分あり、何も失うものはなく、基本に返って写真のイロハを実際に実行して、どのやり方が自分の思いを表現できるのか試行錯誤を繰り返し自分流を作り出すことにした。どこまでできるかに挑戦することにした。

 こうしたことができるのも、10年の歳月と毎月の勉強会における丸井敏郎先生の指導と積み上げた経験の賜物である。

 題材は身近なところに何でもあり、わが趣味の総仕上げとすることにした。

 従って、作風も思い切って今まで経験したことのない新しいものに挑戦してみることにした。今やどんなに失敗しても、失うものがない高齢期の趣味のありがたさである。

 私の作品を観て、オヤ今までと全く違うねと言われる日が来るであろうか。これまた楽しみの一つでもある。自分なりの作風が作り上げられるかどうかの挑戦である。