わが趣味活動( 71) 同じ出会いは一回きり写真撮影活動

   高齢期に入って、趣味の一つに写真を始て10年ほどの歳月が流れた。地域の花の会を立ち上げて代表となったことから、どうしても活動状況の記録や花コンク-ルに参加するため撮影する必要を痛感しているときに、東部協働センタ-主催の写真勉強会に参加したことがきっかけとなった。

 それ以来、本格的に毎月の定例の勉強会に参加し、作品を提示して指導を受けている。記録写真ではなく、人の心に感動を与える作品を作り上げることの難しさを痛感している。数多く撮影した画像から15枚前後を選定し作品化している。この中で1枚でも高く評価していただけると励みになっている。

 写真撮影して感じることは、写真対象との出会いは一回きりということである。どんな対象物と言えとも、同じものは二度と撮れないということである。自然界の事象、人間、動物、植物などどれ一つをとっても刻々と変化し、同じように撮影することはできないものだ。

 こうした点から、撮影するにあたっては時間の許す限り、粘ってより良いものを撮りたいと願っている。同じ出会いは一回きりであるからだ。撮影していると夢中になっているせいか、時間のたつのが苦にならない。危険な場所だけは避けて安全第一で迷惑をかけないように努めている。

 私にとっての写真は、高齢期の趣味そのものであり、健康管理と兼ねることにしている。題材を探しながら歩くと全く歩くということが苦にならない。趣味と健康管理が両立できれば一挙両得である。

    今のところ車を運転して自由に行動していが、1年後には運転免許を返納することに決めているので、できる限り徒歩か自転車で動ける範囲の撮影活動にしたいと考えている。

 人生が一回きりと同じように、写真撮影の出会いも一回きりである。