わが シニアクラブが、「室内野球」である「リアル野球盤」を取り入れることを決め、実施・運営要領の見学、講習会の実施及び第一回の大会を開いてから1年を迎えようとしています。
まだ、世間では馴染みがないことから広く普及しているとは言えませんが、高齢者にとっては、新しい健康スポーツと言えます。「リアル野球盤」というネーミングから盤上でのゲーム程度の感覚で受け止められやすい面があるようです。「室内野球」と言った方が分かりやすいように思われます。
また、テレビで面白おかしく、お笑い番組したものもありますが、これはほんの一部であり、高齢者集団が、高齢者に適した室内野球として、真面目に、楽しくプレイをしていることを強調したいと思います。
神原会にリアル野球盤を導入してから、月に2回、第一、第三金曜日に大会を行うようになりました。人気面から見ますと、この1年で現在では、グラウンドゴルフ、輪投げと並ぶようになりました。やはり高齢者集団にとっては、それなりの理由があるからではないでしょうか。
高齢者にとっての効用は、健康面から見ると、打者となってボールを打ち、塁に出て歩くきます。本塁打などを狙って精神を集中したり、打ち方の創意工夫など自分なりに作戦を考えます。順番で誰もが投手、左翼手、右翼手になります。毎回ベンチを離れたり座ったりで結構移動し、身体を動かすことになります。休む暇もないのですが、意外に自然に無理なく動き回っていることになります。つまりボケておれなくなります。
特に、一度ホームランを打つと、次を狙い俄然高揚し、はたから見ても身体の動きが良くなってきます。不思議な魔力を持っています。また、2〜3チームに分かれて試合を進めますと、対抗意識が生まれて、応援も盛り上がり、逆転勝利が生まれたりします。
こうした点から、激しい運動ではありませんが、健康的な心身の保持につながる高齢者のスポーツの一つとして取り入れて良いと思います。
本日の室内野球であるリアル野球盤大会は、ホームランが11本も出て盛り上がりました。ホームラン打者はみんな晴々とした顔をしていました。
シニアクラブの新しい活動分野が開けてまいりました。是非多くのシニアクラブに新しい種目として、健康スポーツと言える「室内野球」の「リアル野球盤」を取り入れてもらいたいと思います。
8月21日 室内野球・リアル野球盤大会の様子
❶ 試合開始
❷ 試合全体
❸ 打者
❹ 全体の配置
❺ 試合終了