平成17年(2００５年)４月、地域の神原町自治会長に就任して以来、毎月5日と20日の2回、「神原町自治会ニュース」を編集発行した。歳月が過ぎるのは早いもので１５年が経った。
わが町に「自治会ニュース」が創設発行されるようになってから、現在に至るも継続されて情報連絡紙として大きな役割を果たしている。
「神原町自治会ニュース」を通じて、地域社会に生起する諸問題、自治会活動及び運営や地域の話題や町内で黙々と献身的に活躍する人々などを中心に、どのような問題に直面して、どのように対処したかを回顧してみたい。
自治会・町内会の運営と活動は、時代、地域によって状況は様々であるが、共通するものがあるのではなかろうか。そうした視点からすると現在及び将来において、自治会・町内会の会長、副会長、会計の三役などの役員として活動される方々に参考になる点もあるのではなかろうかと思うものである。時代の進展とともに自分たちの住む町の自治会・町内会は常に新しい課題に直面しながら前進していくものであるからだ。
❶ 神原２６号線・セブンイレブン北側の変形四叉路における交差点信号機設置問題
自治会長に就任して、一番の懸案事項は長年にわたって交通難所である神原２６号線・セブンイレブン北側の変形四叉路における交差点信号機設置問題であった。
結論から言って、懸命の努力をしたが解決できなかった。今もって残念な思いがしている。二番目の原田梨園前通学横断の信号機設置はその後解決することができた。
セブンイレブン北側の変形四叉路は、過去及び現在においても、わが町で最も危険な場所であることは間違いない。当時の自治会にニュ-スに「安心・安全の観点から総合的交通安全対策を検討し、その一環として、付近の道路を変える等の抜本対策を研究し対案を提言する必要があります。諸般の状況から問題解決はそう容易ではありませんが、私たちは、問題解決を諦めてよいでしょうか。あなたのアイディアと町民のパワ－で突破口を見つけることはできないでしょうか。」と訴えている。
当時解決できなかったことでも、これからの時代は、意外に解決への活路が見いだされるかもしれない。諦めないで、今後とも一大懸案事項として幾代もの自治会長に託したいと思っています。
当時の状況を自治会ニュースは、セブンイレブン前の交差点の信号機設置問題について、次のように処理結果を町民に報告した。
△ セブンイレブン前交差点は、変形の四叉路であり信号機設置が最も強い要望がある場所であった。この地点は、町内の一番の交通難所であり、子どもたちの通学路でもあり、交通量の多い交差点であることから信号機が事故防止に必要であることは全町民の共通の認識であり、願いであった。
今回初めて実施した町民全員を対象のアンケートにおいても、まちづくり意見、市への要望として提言された。当然のことながら平成１７年度も本格的に取り組んできたが、解決することができなかった。
△ セブンイレブン前交差点の信号機設置については、市役所に足を運び解決へ向けて努力を重ねた。しかしながら、１７．６．６付で、市交通政策課から、中央署と協議した結果の文書回答を受けた。その要点は、
① 変則交差点のため信号機設置は困難である。
② 信号機を設置すると停止線の位置が問題となる。（鋭角の右左折のため、停止を後退させる。）
③ 市道神原２６号線の幅員が狭いため、信号機設置には一方通行等の規制が必要となる。
＊神原２６号線は、セブンイレブン北側の道路
△ 以上の状況から、十数年来の懸案事項であるが、現状のままで信号機を設置することは困難でるあるとの正式の文書回答を得た。
もう一つの町内の原田梨園前通学横断箇所については詳細な交通量調査結果をつけて信号機設置を要望したところ、後ほど信号機が設置された。
❷ 神久呂校区健全育成会の防犯パトロ－ル隊が結成がされた
△平成１８年１月８日（日）神久呂校区健全育成会は、防犯パトロ－ル隊の結成式を中学校で行った。当面の具体的活動は、①地域巡回による不審者対策②児童生徒への声かけ及び保護とし、補導部が中心となり複数で巡回を行い、ウインドブレ－カ－を着用、防犯用指定車両には所定のプレ－トを着けて活動することになった。
△ 昨年全国的に問題の発生する以前から、神久呂は小規模な活動を始めていたが、今回結成式を行い本格的な体制を作りったあげた。これからは継続が大事で、安全を重視し無理をしない方向で進むことが確認された。
△今後、一般住民の皆さんによるボランティア活動が課題となります。神原町からは、地域安全推進員の高橋正之さんが、車にプレ－トを着けて巡回しました。
神原町自治会ニュース ＮＯ１6 平成１8年(２００6年) １月 ２０日
