わが自治会活動の軌跡(22) まちづくり委員会はどんなテ-マを取り上げたか

 平成17年(2005年)4月、地域の神原町自治会長に就任して以来、毎月5日と20日の2回、「神原町自治会ニュース」を編集発行した。歳月が過ぎるのは早いもので15年が経った。
 わが町に「自治会ニュース」が創設発行されるようになってから、現在に至るも継続されて情報連絡紙として大きな役割を果たしている。
 「神原町自治会ニュース」を通じて、地域社会に生起する諸問題、自治会活動及び運営や地域の話題や町内で黙々と献身的に活躍する人々などを中心に、どのような問題に直面して、どのように対処したかを回顧してみたい。
 自治会・町内会の運営と活動は、時代、地域によって状況は様々であるが、共通するものがあるのではなかろうか。そうした視点からすると現在及び将来において、自治会・町内会の会長、副会長、会計の三役などの役員として活動される方々に参考になる点もあるのではなかろうかと思うものである。時代の進展とともに自分たちの住む町の自治会・町内会は常に新しい課題に直面しながら前進していくものであるからです。

 第5回 まちづくり委員会は6個の部会を設けで取り上げるテ-マを検討し方向が固まってきた。 

 まちづくり委員会も回を重ねて第5回目となりました。町民の皆さんからの要望・意見の内、本まちづくり委員会で取り上げるのが適当であると決定した項目を仕分けしました。大きな項目内容から6個の部会を設けて細部を検討することになりました。

 各委員は6個の部会に分かれて、さらに検討を重ね 各部会で取り上げるテ-マを絞ることになったわけであります。テ-マも決まり本格的な検討と研究調査が始まりました。神原会館の全館を使い、最初に全体会議で本日の進め方、次に部会、最後に全体会議で各部会の報告と「まちづくり委員会」は熱気に包まれてきました。

 自治会二ュ-スは、部会の様子などの写真入りで、次のように記録しています。

第5回まちづくり委員会
△ 第5回まちづくり委員会は、4月16日(日)開かれ委員38名が熱心に話し合いました。第3回から6つの部会(①多目的広場等設置検討部会  ②コミュニティづくり検討部会  ③生活環境検討部会  ④環境保全検討部会  ⑤公会堂公会堂立替検討部会  ⑥安心安心安全検討部会)で討議を始めて今回3回目、各部会ともかなり方向が煮詰まってきて、話し合いも具体的な内容になってきました。

△今後5月、6月の2回の話し合いで部会の討議は終わり、7月からは全体会議で話し合い、まとめに入ります。

△委員の皆様、町民の未来の夢・こうありたい・こうしてほしい意見・要望を取り上げて、プランに盛り込むようご尽力ください。皆様が委員会に参加し、話し合ったことは、必ずや神原町の発展、50年・100年先の未来につながっていくことになります。
△委員会で話し合いの結果、かなり方向が固まった内容は、次のとおりです。(名称は仮称)

❷ 6つの部会はどんなテ-マを検討することになったか
1 多目的広場等設置検討部会

①多目的広場の設置(ふれあい・防災・子ども高齢者など) 

・候補地選定 ・規模内容
2 コミュニティ検討部会

①お囃子保存会の設立

②町誕生50周年史の編さん 

神原町ニュ-スの継続発行
④凧上げ会検討委員会の設置
3 生活環境検討部会

①下水道の設置推進(アンケ-ト調査、総意の結集)

②環境美化対策の推進(愛犬家クラブ等犬の糞対策)
4 環境保全検討部会

①ふれあい健康菜園の設置(休耕地の活用) 

アンケ-ト調査、市民農園の見学
②花いっぱい運動(神原町の花選定) 

③町内を明るくする標語・看板の設置
5 公会堂立替検討部会

耐震診断に応じた補強 

②将来公会堂立替(将来構想・お祭り・ふれあい施設、必要性の検討)
③トイレの簡易水洗化(当面)
6 安心安全検討部会

①防災避難所(公民館の編入請願)

②災害時の飲水確保対策

③こども横断歩道のボタン式信号機の設置

 

 ❸ 神原町の成り立ち その6 ル-ツを探る  

 その5の要約 

◇昭和24年神原公会堂が建設され、地域の集会、行事、交流の拠点として大きな役割を果たしてきました。

◇町民が協力し合って事業を成し遂げる気風は、神原会館の建設時にも発揮され、神原の気風・人情・伝統が脈々と息づいており、わが町の誇れる遺伝子のように思われます。
戦後の社会改革  

昭和20年8月、戦争が終わると、占領軍司令部(GHQ)の指令で、農地改革(昭和22年~25年)が行われ、神久呂村に多くの自作農が誕生しました。昭和22年には6・3・3制が施行され、各字に仮分教場を設け、神久呂中学校が発足、同25年4月現在地に新校舎が完成しました。昭和27年には、神ヶ谷、大久保に保育園、28年神田原保育園が設けられました。
神久呂村の市編入と四町の誕生  

こうした中、市町村合併促進法と広域行政指導により昭和28年志都呂が神久呂村から分離して入野村へ合併され、同30年3月31日神久呂村は、浜松市編入されました。このとき、大久保は、全域が大久保町、神ヶ谷は、神ヶ谷町、神原町、西山町三つの町に区分され、4月1日 現在の4町が誕生しました。
神原町自治会初代役員   

昭和30年度の神原町自治会初代役員は次のとおりでした。
自治会長  野寄 力一
副会長   井島 惣平
同    池谷 武     
義務教育施設代議員 井島惣平
農業推進員 高橋金次郎
副推進員  池谷 八郎
 組長 奥二 原田 明一 組長 奥一 池谷 佐一
    北神 長谷 幹男
    原山 浅田 正治
    榮  吉山重太郎
    雨溜 渥美 正三
納税組合長 井島 睦次
副組合長  井島 隆次
◆次回は、神原町名、誕生後を中心に探ってまいりましょう。

神原町自治会ニュ-ス  No22   平成18年4月20日

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