83歳老いる雑感(58) 80歳代における下肢の衰えと歩くこと

   80歳代になってから、とみに脚力が衰えてきたように感じている。このためできる限り用事・行き先を見つけては自分の足で歩くことに努めているが、如何ともしがたいものがある。長距離を歩くと後で少し疲れが残るようになってきた。

    歩く姿勢も下を向かないで、前をしっかりと見据えて歩くことに努めている。高齢者特有の歩きの姿勢にはなっていないが、そのうちに自分では気がつかないで歳相応の状況になってくるであろう。

    昔からよく言ったもので、高齢になると「足・脚からくる」はその通りである。70歳までは、正座もしっかりとすることができたが、最近は左膝を曲げると痛くなる。どうしても椅子中心の座りとなってきた。どこに行っても座椅子のあるところを利用するようになった。

    人間の基本機能は立つこと、歩くことである。赤ん坊が這うことから立ってヨチヨチ歩きに進み、歩く、走る、飛び、跳ねるへと成長するが、歳を重ねると最後はその逆をたどり赤ちゃんのような状況にかえっていくことになる。

 今はすたすたと何の苦労もなく歩くことができるが、いつの日か歩くことが苦痛を伴うことになるであろうか。できる限り最後まで自分の力で歩く機能を維持したいものである。

  歳をとるということを素直に受け入れることも大切で、あまり無理をしない、虚勢を張らない、自然に任せることを心がけることにしているがどうであろうか。

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《 3月5日午後、浜松市西区東大山の桜並木を夫婦で歩いた。当地の河津は先週迄が最盛期であったように感じた。地域のまちづくりが花開きお陰で花見をしながら堤防を散歩することができた。 》