親の亡くなった歳を超えて、いつまで生きられるか自らに問いかけることがある。この歳になると、最後まで元気でいて、介護などで家族に迷惑をかかずに、ある日忽然とあの世に逝きたいと願っている。昔からよく言われる「ピンピンコロリ」である。
今朝、中日新聞を読んでいたら、科学欄にオヤッと目を引く下掲の記事が掲載されていた。
「ハダカデバネズミの特殊な生態」に取り組む熊本大学三浦泰子教授(長寿生物医科学)の「動物から探る抗老化法」「目指せピンピンコロリ」の記事であった。
三浦泰子教授は、「この長寿動物の体の仕組みをヒントに人の健康寿命を伸ばす研究につなげたい」と語っている。こんな研究も進んでいるのかと非常に興味を持って拝読した。
人類が誕生してから、不老不死に挑む研究は続けられており、かなりのことが解明されてきたであろう。更なる解明を期待するものである。
学者や医者のみならず、高齢期になると、誰しもやはり最大の関心と課題は、「いつまでも健康でいたい」「健康寿命の延伸」ではないだろうか。「健康寿命の延伸」「フレイルの予防法」など国家の施策も充実発展してきた。
今日、私が毎日朝夕の散歩、シニアクラブを中心とした心身の健康づくり活動への参加、趣味を続けたり、ブログを書いたりしているのも、詰まるところ、なんとか最後まで健康でいたい、「ピンピンコロリ」で人生を終わりたいとの思いからである。
人間の寿命は、自分で選択できない。健康寿命の延伸は、科学の発展、医療の充実もあるが、基本的には、他力でなく、自主管理と精進努力しかないと思っている。
❶ 動物から探る抗老化法 「目指せピンピンコロリ」
中日新聞記事 令和6年1月29日出典
❷ 健康寿命 同記事の一部