先日、厚生労働省は介護、寝たきりになったりせず、日常生活を送れる期間を示す「健康寿命」が、令和元年は男性72.68歳、女性75.38歳だったと発表した。年を追って、着実に健康寿命が長くなってきている。 厚生労働省の資料・図表「平均寿命と健康寿命の推移」に今回の数値をおいてグラブ線を入れてみるとよく分かる
わが国は、高齢化が進む中で、健康寿命の延伸を推進している。自分も高齢者の一人であるが、できる限りいつまでも健康でありたいと願っている。
健康寿命は、国民生活基礎調査で「健康上の問題で日常生活に影響がない」 と答えた人の割合や年齢別の人口、死亡数などから算出されているという。
実際に高齢者の一人となってみると、日常生活に支障のない健康を維持するためには、個人管理が必要である。健康は他から与えられるものではなく、自らが努力して維持する面が多いように思う。
いうなれば、フレイル(虚弱)をいかに予防するかであり、介護を受けない期間をいかに短くするかでもある。個人で積極的に実施する健康管理のほかに地域で行われているシニアクラブ等の諸活動に積極的に参加すると健康寿命につながってく行くことは、経験からしても確かである。高齢者自身が自らの意志で効果的な健康管理をしていくことがますます重要となってきた時代ではなかろうか。
❶ 産経新聞記事 令和3年12月21日
❷ 平均寿命と健康寿命の推移