86歳老いる雑感(195)  令和元年の日本人の平均寿命連続更新(女性87.74歳、男性81.64歳)に寄せて

 厚生省が発表した簡易生命表により、令和元年(2019年)の日本人の平均寿命は女性が87.45歳、男性が81.41歳となり、ともに過去最高を更新したとのことである。前年に比べ、女性は0.30歳、男性は0.22歳延び、いずれも9年連続のプラスとなった。世界的には女性が第1位、男性が第2位となった。

 このことから毎年連続して平均寿命は男女ともに着実に伸びている。平均寿命が延びることは一般的にはおめでたいことであるが少子化が進む一方で高齢者が増え続けることはいびつな人口構成となりつつあるということである。

 そこで、平均寿命とともに健康寿命がどれだけ伸びるかが焦点となってくる。歳をとっても健康であればよいが病気となり社会的な負担が大きくなると問題が生じてくる。

 私は平均寿命をすでに通り越している。何とか元気でいることが一番の願いであるが、高齢期になると期待通りにいかないのが高齢期の特性である。今朝はこの記事を読んで、個人として「高齢者が努力すべきことは何か」を問い直してみることにした。

 何とかして、健康を維持しながら明るく元気に過ごすこと、少しでも地域社会に役立つこと、家族に負担をかけないように努めること、今までの生活リズムを維持していくことが一番であることを再確認した。

 産経新聞記事 令和3年7月31日  女性87.74歳再び世界一

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