わが88歳の雑感(279) 軽量の強い度の老眼鏡で、毎日の読み、書きを快適に乗り切っている。

 高齢期の身体機能の低下の一つに、小さな文字が読めなくなる。そのため、老眼鏡を使用して視力の補強が必要となってくるものだ。

 自分の場合は、70代後半から新聞などを読む時に老眼鏡を使うようになった。視力の度が進むにつれて、眼科医師の検査診断の結果を基にメガネ屋さんで眼鏡を新調したりして、数個を持つに至ってている。

 老眼鏡は、度の進行が速いせいか文字がぼやけたり、超軽量でないと鼻に跡が付いて痛くなってきた。そこで、半年間ほど前から思い切って老眼鏡をつけず、新聞等を読んだり、パソコン操作をすることを試みてみた。なんとか過ごすことができたが、小さな文字は見えにくくて苦労していた。

 ある日、新聞を読んでいたら広告欄に「強い5.0度の老眼鏡」があった。騙されたと思って早速購入し使用して見たら、これだ!と、長年求めていた老眼鏡に出会うことになった。

 最近は、新聞など記事・文書を読むとき、パソコンやスマホで記事を読んだり、文章を書いたりするときは、この老眼鏡を使用するようになった。超軽量で鼻に跡はできず、しっかりと文字が読め、長時間の使用でも目の疲れを感じなくなった。

 こうしたことで、強い度の老眼鏡を愛用することになった。当分の間は、この老眼鏡で対処することにした。若い時代はジェットパイロットを志したぐらいなので、視力など人並み以上であったが、寄る年には勝てないものだ。

 わが人生の最終路には、今後、身体機能の著しい低下等様々な困難・障害が生じてくるであろう。何としても最後まで自律・自力で毎日の生活を送りたいと思っている。