84歳老いる雑感(69)  お互いの 間違いを許し合う

   パソコンやスマホでブログを書くとき、漢字変換でとんでもない漢字にかわることがある。また、誤字脱字が出てくる。時折、老眼鏡をかけないで作業をしたり、短い文章と思い、読み返しを怠るととんでもないことになったりする。  

    そこで、少し時間をおいてから見直すことにしている。結構訂正をする箇所があるのに気付くものだ。それでも、まだまだ修正箇所に気付かずそのままとなり、ある日ふと読み返して、間違いに気付いて直すことがある。恥ずかしいながら、歳とるとこのざまである。

    シニアクラブの責任者をしていると、自分が間違えたり、錯覚を起こしていることがある。会員の中に同じようなことになる方もいる。

 自分のことは気づかないが、他人のことはよく分かるのが人間の習性でもあるから、その間違いをどの程度許せるかは人様々である。この辺のところが難しいところではなかろうか。

    高齢者の集団で、これをどのように上手く処理するかが責任者の仕事の一つでもある。私は直接他人の前で指摘したりすることは絶対にやらないことにいる。さりげなく自然体に、ひそかに修正処置をして進めることにしている。仮に明らかになっても、皆さんには「お互い歳をとったから許してあげて下さい」とお願いしている。

    私自身がみんなの前で間違えた場合は、素直に「ごめんなさい、この頃はボケてきてね」と謝ることにしている。

    したがって、お互いの間違いを許しあえるシニアクラブにしたいと心がけて運営にあたっているが、人の生命の危機、身体の傷害に関わるときは、断固として即座に是正処置を行うことにしている。