元自衛官の時想(149) 参議院選挙・国家の土台を語れ

 第26回参議院選挙が,6月22日午前、公示された。7月10日の投票日に向けて18日間の選挙戦が始まった。 

 改選議席124(選挙区74,比例代表50)と,非改選の神奈川選挙区の欠員1を補う合併選挙を合わせた計125議席に,545人が立候補した。その内訳は、選挙区367人,比例区178人である。

 各党党首の政策や選挙区の立候補者の演説など拝見しているが、今日及び今後のわが国を取り巻く情勢認識と国家存立の基盤となる領土・領海・領空、国民の命をどう守るのかという国家の基本に関する発言が少ないのが残念である。

 当地の選挙区で、第一声で「わが国で一番大切なものは安全保障」と語った候補者がいた。さすがである。

 いみじくも、今朝の産経新聞政治部長大谷次郎氏の「国家の土台を語れ」が光っていた。全く同感である。

令和4年6月23日産経新聞 政治部長大谷次郎「国家の土台を語れ」