元自衛官の時想(146) ロシアのウクライナへの侵略戦争とわが国の防衛のあり方への反面教訓

 2月24日に始まったロシアのウクライナへの侵略戦争について、航空自衛隊OBの織田邦男氏が、今朝の産経新聞に「他人事でないウクライナ戦の悲哀」と題して、所論を寄せている。

 織田元空将は、航空自衛隊戦闘機パイロットで、海外国際貢献活動部隊となった航空支援集団司令官を歴任したOB論客の第一人者である。

 現下のウクライナへのロシアの侵略戦争は、わが国の憲法、外交防衛の基本路線と政策、防衛体制、編成装備から国家防衛のあり方、自主独立・主権・自由民主主義に対する国民意識など多方面にわたって、「反面教師」ならぬ、「反面教訓」となっている。

 情報化社会が進み、ウクライナにおけるロシアの侵略戦争を通じて、冷徹な国際社会においては、理想論、空理空論、自分勝手な楽観論など通用しない現実を毎日これでもかこれでもかとメディアが報道しており、世論と国民意識が変化しつつあるのではなかろうか。

 織田氏のロシアのウクライナ侵略戦争に関する軍事専門家としての分析評価とわが国の安全保障政策に関する所論について全く同意であることからここに紹介する。

産経新聞 令和4年4月6日  

「他人事ではないアクライナ戦の悲哀」

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