86歳老いる雑感( 216) 諸プレイの成績は体力・気力・集中力等心身のバロメ―タの一つ

 地域シニアクラブの諸活動において、グラウンドゴルフ、輪投げなどの成績順位は、各人とも毎回変動が生じている。順位が上がり入れ替わることから、そこに、クラブ活動の面白さがある。上位者が固定したりせず、常に流動しており、勝負はやってみないと分からないということである。運もあり、毎回変動があり、意外な展開を見ることがある。

 そこで総合してみると、高齢期は、当日の精神的、身体的状況によってかなり成績順位が左右されているように見受ける。

 諸活動は参加に意義があり、ロコモ体操をやり、各種プレイを通じてフレイル(虚弱)を防止し、心身に良好な影響を与えてくれる。これだけでも十分である。

 プロではないから、勝負に拘らずおおらかに過ごせばよいが、各人の成績が日々向上する成績であるに越したことはない。また、優勝や上位になると一層元気が出てくるようだ。

 これらは、参加意欲や向上心につながり、良好な循環を作り出すからである。毎回、技量の向上を目指すことは、それなりの研究心、集中力、持久力を必要とする。かくして、毎週3回の活動実施により、各人と全体の健康維持を図る成果を上げている。

 私個人の立場からすると、シニアクラブの会長をしているところから、責任者として全ての諸活動の運営にあたり、かつ、参加している。気負うこともなく、当然のこととして全部参加していることが、自然に心身の維持管理に好影響を与えていると言える。

 年齢的には、クラブ構成員および参加者の中では年齢が高い方に属している。毎週のグラウンドゴルフ、輪投げなどの得点・成績順位は、全体の真ん中から上位を行ったり来たりしている。

 今年の年納めの輪投げでは優勝、グラウンドゴルフは3位であった。次の週はまた中位になっていくことになる。この繰り返しではあるが、これらは、自分の心身の状況の反映と考えれば納得がいくようである。プレイの成績はわが心身のパロメータの一つであると受け止めている。