神原町シニアクラブ(会長濵田喜己)は、本年８月から諸活動の内、グラウンドゴルフ、輪投げ及びリアル野球盤大会の上位成績を静岡新聞の「市民スポーツ」、中日新聞の「みんなのスポーツ」欄へ掲載していただくようになりました。
新聞掲載により、諸活動の活発化と充実、活動状況の広報と新会員の加入に資することを主眼にしました。新聞掲載の威力は大きく、多くの方が拝見されており、会員間の反響も驚くほどでした。
これを機に、一段と参加者の参加意欲が高まり、著るしく技量向上が見られるようになりました。こうしたことから、常に大会が盛り上がっています。
一般の多くの方に諸活動や個人の活躍ぶりを知っていただくことは、クラブの活動を充実するのみならず、高齢者集団の健康志向、とりわけ会員全般の健康管理に寄与することになります。
人はいくつになっても、競争心があるものです。良い成績が出ると次も頑張ろうと元気が出るものです。成績が良く褒められると気分が良いものです。
高齢者集団の場合、成績の上位者が固定するかというと、さにあらず、ずいぶんと入れ替わるところが面白いです。
誰にでもチャンスがある種目を取り入れています。特に、リアル野球盤は、ホームラン賞を設けています。ホームランを狙うことになりますが、これなどは若い頃から体力や運動神経が優れて自慢している者と歩行がきついという方と全く互角です。こうしたことからこの試合の結果はやってみないと分からない魅力がたくさんあります。
また、運動量は、少ないですが、守備、攻撃と回を重ねることに交代したり、みんなが投手等を順番で経験することになり、結構知らぬ間に動き回っていることになります。野球の経験のない者でもみんなと同じように行うことができます。バッターボックスに入ると、頭と身体を使うことになります。
試合は、同じクラブ内の参加者をもってチームを編成するため、あまり勝ち負けはこだわりがありませんが、他の団体との試合となれば、チーム得点を争うことになり、大いに盛り上がります。
高齢者の諸活動にあたって、勿論上位記録も大事ですが、若い方の成績記録と異なって、グラウンドゴルフでは、トマリ賞(ホールインワン)、リアル野球盤はホームラン賞を設けています。意外に、上位成績に入らない方が入ることにあります。このことが誰にでもチャンスがあること知らしめ一段と参加と挑戦の意欲を高めています。
こうした諸活動が活発化することによって、結果的に高齢者のフレイル(虚弱)を少しでも防ぐことができれば大きな成果と言えるのではないでしょうか。
わが国は、さらに超高齢者社会が進んでまいります。高齢者の健康管理や社会福祉面からも高齢者が生き生きとし、地域社会に多少でも貢献する集団でありたいと努力を積み重ねております。
地域版に掲載されるスポーツ欄が、高齢者のスポーツ参加意欲と研究向上心を高め、高齢者の健康管理の推進につながっていることを強調するものです。
何事も参加すること、ここから始まります。多くの方に自分の普段の活動ぶりを新聞の地域版を通じて発信できます。
静岡新聞及び中日新聞のご協力ありがとうございます。今まで地域版のスポーツを見なかった多くの方々が、今度は誰が入賞したかと新聞を広げてくださるようになりました。ありがたいことです。
❶ グラウンドゴルフ
❷ 輪投げ
❸ リアル野球盤
