神原町シニアクラブ(神原会)(277) 毎種スポ-ツ定例会の様々な魅力化

     単位シニアクラブの諸活動をいかに魅力化して盛り上げるか最も努力を傾注しているところです。高齢者集団にとって、会員の皆さんのフレイル(虚弱)にいかに対処するかが大きな課題です。その中で、どのように心身の衰えを防止するかですが、できる限り身体を動かして心身に刺激を与えることこそが歯止めとなり、高齢者にとっては必要不可欠であると痛感してきました。

 そのため、昔の老人会のように黙って偉い人や講師の先生のお話を聞いた後、お茶を飲みながら世間話をして解散するといった方式ではなく、各人が主人公・主役・主体的に活動する方式を積極的に取り入れることに努めてきました。

 じっとしていないで、少しでも身体を動かすことを諸活動の軸とするため、諸活動のスポーツ化の推進を図ってきました。若い時のような激しい運動ではなく、高齢者に合った身体に優しくかつフレイル防止に効き目のある種目を採用してきました。

 70、80歳代の皆さんに、今更人生の生き方や高邁な説教じみた講義形式を計画するよりも少しでも楽しみながらわらいこげながら身体を動かして健康管理につなげることの方が毎日を快適に過ごせることになります。

 こうした考えで、月曜会、水曜会、金曜会、さらには定例会では身体を動かすゲーム的なものを取り入れなきました。スポーツ化とゲーム化、さらに大事な要素は笑い、笑顔、爆笑化とほろ苦さを味わう競技化と個人化をとりいれることにしました。

 シニアクラブの連合以上の場合は、団体競技個人競技となりますが、単位クラブの場合は、すべての競技は、集団・グループないしは組み分けで行いますが、集団・グループの勝敗ではなく、個人の成績を中心に行うことにしました。

 かって昔、ゲートボールが流行った頃、高齢者の殺人が発生したりしました。その要因のひとつに、団体成績の勝敗が特定個人の成績で全体の成績の足を引っぱる、左右することからくる怨念などが報ぜられたものでした。

 高齢者の場合、日常的に行うゲームなどにおいては、個人成績を重視・中心にして、団体・グループの成績は従・次に置く程度の方がうまく運営することができます。

 高齢者は体力気力、身体機能、運動能力の個人差が激しく生なってくるため、結果成績は個人成績を中心としたものにすることに務めています。

 こうしたやり方であるとトラブルもなく、今日は調子が悪いわと笑つわて済ませることができるようです。

 一方、個人差が激しいことから、自分の体力・気力・身体能力等に応じて頑張った成果が評価されることも十分に配慮する必要があります。

 そこで、グラウンドゴルフ、輪投げ、野球盤など全ての種目にわたった、トマリ賞(ホールインワン賞)、上位賞、飛び賞、技能賞、ホームラン賞などを設けて刺激を与えたり向上心に火をつけるように試みてきました。特に、まんべんなく飛び賞を設けて下位であっても入賞するようにしましたらとても好評です。

 どんなプレイでも前回よりは記録を伸ばしたかとする欲求や願望を助長することに努めてきました。いくつになっても人間の競争心を良い方向に持っていくことは大切なことであると思います。

 高齢者集団の特徴は、毎回順位がかなり入れ替わるということです。下位のものでも時には上位になります。これがゲ-ム化を面白くしている要因でもあります。真剣ではあるが、爆笑と笑顔が絶えない各種のスポ-ツ定例会を目指しています。 

水曜会・輪投げ定例会 

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