86歳老いる雑感( 209 ) 身体の不調を告げる注意警報と休養

 物事には変動が生じるときには何らかの兆候があるものである。身体が不調となる場合も同じである。 

 私の場合、普段は元気に毎日過ごしているが、行動が過密になったり、身体に過度な負担がかかって蓄積してくると、必ず、「口腔内が荒れてくる」、この兆候が出てくると、速やかに休養したり、行動を制限することにしている。

 口の中が荒れてくると、当然、身体のどこかに不具合が生ずるものである。食事も辛いものはヒリヒリとするので、量を減らし、ゆっくりと食べることにしている。

 振り返ると、11月に入ってから、色々なことでかなり動き回ったので、身体への負担や疲労が溜まってきたせいであると判断した。

 歳のことは言いたくないが、心身は歳以上のことをやり続けると危険信号を発してくれる。80代になると、歳は争えなくなってくるものだと実感する。

 この度の警報は、経験則から医者に行くほどではないので、自分で自制し、行動量を減らし、体調回復に努めることにしている。

 私にとって、「口の中が荒れてくる」ことは、自分に対する独特の身体の注意報のようなものである。実際はその前に、多少その兆候は出てくるが、元気よく動き回っているとその兆候を見逃すことがある。

 この症状が出るのは、年にほんの数回程度であるが、この症状が出たらのんびり過ごすことにしている。ありがたい警報装置の役割でもある。

 過去の経験則から、一週間もすれば、回復するので、今週は身体を大事にして生活を律することにしている。