85歳老いる雑感( 123)  バス路線を利用する人が少ない地域の課題

 車を止めて免許証を返納してからバス路線を利用するようになった。毎回、特に気付くことはバス路線の利用者が少ないと言うことである。往復ともそうであるから、コロナ禍と相まって、これでは採算が取れないのではないかと危惧するほどである。今日いかにマイカー時代になっているかを改めて認識した。これがわが国の現実である。

 利用客が少ないことは、採算の減少、便数の減少につながり、公共交通機関としての役割に大きな影響を及ぼすことになる。とりわけバスの便数の少ない路線は、車のない方にとっては不便で深刻な課題ではなかろうか。

 先日、過疎の地域が運行する「買い物バス」を取り上げたニュースがあった。大いに役立っている、ありがたいとのとの高齢利用者の声が取り上げられていた。先進かつ成功している地域の対処策の一つであるようだ。

 私の居住地域は、その点では恵まれた地域である。多少歩いてバス路線に出れば便数が多くあるからだ。歩くことが困難な方にはやはり深刻な問題であることは間違いないのではなかろうか。

 高齢者にとっては、食料生活品、医者通いなど交通手段の確保は、これからも大きな課題となるであろう。

 自分自身には、歩き、乗る能力が十分にあること、必要に応じて車に乗せてもらえることなどから状況に対応して老後を楽しく過ごすことにしている。

雨の日の滴

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