浜ちゃん日記 年賀状はお世話になった方へ感謝を込めて近況報告

 本日、年賀状を郵便局へ出します。パソコンを使って、賀状文案の検討と作成、喪中や年賀辞退の確認などを行って宛先リスト一覧表の作成、最後に年賀はがきの裏表の印刷と順次作業を続けて、一週間ほどで出来上がり投函することに相成った。

 私が年賀状を出す主な理由は、儀礼的なものではなく、85歳の今日まで元気に過ごせたことに対する感謝とこの世に生まれてから、少年時代、青年時代、壮年・熟年時代、とりわけ35年の自衛隊時代に一緒に国家防衛の任務に従事した仲間を中心に、再就職、地域活動など公私にわたりお世話になった皆様への感謝の念を、毎年年賀状を通じて発信することにしております。

 高齢者の年賀状だけに、相手に迷惑や負担をかけていないか考えながらリストを作っています。自分勝手な押し売りにならないよう努めています。年賀状を出すのを止められた方、年賀のやりとりを辞退される方には、次年度からは省略させていただいています。

 年賀状の作成にあたっては、現役時代からできるだけ自筆の添え書きをしてきましたが、最近はパソコンによって近況主体の文面にして感謝の気持ちを伝えることに努めております。

 人生の終末期・晩年に至るとすべてを捨て去り、区切りをつけるべきですが、書物や品物を整理するのとは異なり、終生感謝の思いを表すため、自分でパソコンが使える限り、出来れば最後の最後まで年賀状を出したいと思っています。

 人生は一人では生きられません。家族、親兄弟姉妹をはじめ、親戚縁者、友人など多くの方の力添えで健在することができます。

 歳を重ねるにつれて、人生様々な場面で協力・支援をいただいた方への感謝の念が強くなりますが、今や直接に報恩に応えることもできません。

 こうした思いで、年賀状を通じて近況を認め感謝の心が伝わればと思っております。

 今回も宛先の一枚一枚に、その方との公私にわたる思い出が蘇ってきました。ありがたい縁でした。まさにご縁というものです。ご縁は大切にしたいものです。作りたくても作れないのがご縁だからです。

 新年を迎えると、かっての仲間の皆さんからきた年賀状を拝見できる楽しみがあります。近況を知ることもできます。ましてや多くのご縁の方に、今や会うことが叶いません。年賀状を通じてのやりとりだけになってきました。これで良いのだと思います。

 それにしても、近年はご縁のあった方の訃報に接することが多くなりました。70代から90代の方々で、ご遺族の方から喪中お知らせをいただきます。心からのご冥福を祈りつつ、「ありがとうございました」と手を合わせて合掌しています。

 私にとっての年賀状は、お世話になった方への感謝を込めての近況報告となっています。