浜名湖東岸・浜松市西区伊左地町の「伊左地橋」付近の伊左地川おいて、特別天然記念物で、絶滅危惧種のコウノトリが二羽一緒にいるところに出会った。厳しい自然環境下で生きていくには心配だ。せめて仲良しの二羽以上か、夫婦の二羽であって欲しいと願うのは人の情である。こんなことを思いながら前日に続いてコウノトリを観察してみた。
１２月１０日朝起床してから９時過ぎまでの１時間半と午後の夕方の２０分ばかりであった。
午前８時、前日の午前目撃したコウノトリが今日も来ているかどうかと、自宅から車で6〜7分もかからない浜名湖東岸の伊左地川へ訪れたら、昨日と同じと思われるコウノトリ一羽が同じ場所にいるではないか。
散歩する人影にも驚かないようで、割合人慣れしたように見受けた。昨日コウノトリと認識して撮影するのは初めてであったが、今度は２回目でポイントを決めて撮影をした。干潮のためか水位が下がっており、川底が見えるところもあった。満潮にならないと餌を求めるには難しいのか、餌を求める動きは少ないように感じられた。
通りがかりの散歩の方と挨拶を交わし話をしたら、もう一羽向かうの離れた所にもいるよと教えてくれた。
そこで、ウォーキングを兼ねて川沿いの川口付近まで探訪したが見つからないので諦めて元の場所に帰ってきたら、同じ場所にコウノトリが二羽揃っているではないか。
歳のせいで、ダブって見えたかと思いきや、正真正銘のコウノトリが二羽存在したのには驚いた。二羽のコウノトリは互いに接近したり交差することもあった。
二羽とも足環をつけているところを見ると、兵庫県立コウノトリの郷公園から飛来したのであろうか。私には二羽とも同じように見えて、どちらがどちらなのか識別することは困難でした。鳥については十分な知識がないので、性別など分かりようもないが、様子からすると夫婦のようにも感じられたが私のそうあってほしいという思いだけであろうか。
再び夕方、車ででかける用事があったので、少しの時間、夫婦で帰りに同じ場所に寄ってみたら、すでに白鷺などの姿はなく、二羽のコウノトリだけがいた。程なくして二羽のコウノトリは夫婦のようにかなよく編隊を組んで上空に飛び立ち、やがて何処か彼方へ飛んで行った。
浜名湖の東岸の浜松市西区伊左地川で、自分の目の前に、わが国において、２００羽もいない天然記念物に指定された鳥がいるとは、驚きであったところから、わずか２時間程度の観察であるが、まとめてみました。
二羽のコウノトリ観察記
❶ 二羽の仲良しコウノトリ
【自然界は厳しい、一羽より二羽の方が生き延びられる】
❷ 凛々しい姿勢のコウノトリ
❸ 時折首を大きくひねる
❹ 餌を求めて
❺ 漁をするコウノトリ
【どうもカニかエビのようだが・・・・】
【どうもカニのようだが・・・・】
❻ 白鷺に見つめられての漁
【どうもスッポンかカメのようだが・・・・、シラサギもけげんな表情だ】
❼ 小鴨や白鷺と仲良し
❽ 水面飛行のコウノトリ
❾ さあねぐらへ帰ろう
➓ 整列した白鷺軍団
