わが趣味活動(57) 浜名湖東岸・浜松市西区伊左地町伊左地川の伊左地橋付近でコウノトリに出会えてありがとう(1)

 12月8日午前静岡県営公園・浜名湖ガーデンパークに行く途中、浜名湖東岸の伊左地町・佐浜町・大人見町に囲まれた浜松市西区伊左地町の「伊左地橋」付近の伊左地川で白黒の鳥一羽とカメラマンを見かけました。一瞬のことで、そのまま目的地に進み夫婦でガーデンパークな園内を散策しました。

 翌9日朝、目覚めた時に、前日の見慣れない白黒の鳥のことが気にかかり、午前9時ごろ自転車をこいで伊左地橋のたもとに行って湖上を見渡すと、鳥がいっぱいいるではないか。

 この場所は、以前撮影した東鴨江の白鷺軍団が突然いなくなったことから、あの白鷺軍団はいったいどこに行ったであろうかと関心を持っていたところ、白鷺や小鴨が多くいることを見つけ、時折訪れたことのあるところでした。

 浜名湖東岸・浜松市西区伊左地川の湖上に、白鷺、小鴨に混じって、一際目立つ品のある凛々しい白黒の鳥がいました。鳥のことは全く門外漢であり、最初はコウノトリとは全く気づかなかったが、散歩中の方が寄ってきて、あの鳥はコウノトリだそうですよと教えてくれた。

 毎日の散歩道だそうで最近見かけるようになったこと、新聞テレビでコウノトリ浜松市北区細江町気賀の浜名湖北岸付近や佐鳴湖に飛来したことが報道されたことを話してくれた。

 コウノトリといえば、わが国の特別天然記念物の鳥で、絶滅危惧の鳥に指定されていることを思い出しました。国内に二百八十羽しか生息していない国の特別天然記念物である。

 よく見ると、赤い足環を両足につけているのが見られる。ネットで調べてみると、兵庫県立コウノトリの郷公園が、各個体識別のために取り付けた足環であろうか。関係先ではこの画面で識別できるであろう。

 邪魔をしないように遠くからコウノトリと一羽の白鷺だけをマークして撮影しました。

 午前は特に予定もなく、一時間半ほど、どっしりと腰を落ち着けて撮影することができました。

 コウノトリの動態を観察していると、常に移動して、餌を探しているように見えました。ある時、一瞬の出来事でしたが、小魚ではなくかなり大きな魚を捕獲した一瞬をうまく捉えることができました。この画像は貴重なものと思い作品化することにしましたので省略します。

 この水域は、普段から白鷺、小鴨の溜まり場のようで、小魚などの餌が多くあるように思えました。湖面に時折、あちこちで魚が飛び跳ねるのが見られることから餌は豊富ではなかろうか。

 この地域は人通りも少なく、強風も遮られており、仮面が穏やかで、静寂な安全地帯であるところから、飛来したこのコウノトリにとっては過ごしやすい環境のようでした。白鷺、小鴨と争うこともなく、昔からの仲間のように共存共栄で、悠然と餌を探して歩いているのが印象的でした。

 浜松には何羽飛来したのが承知していないが、日を変えて次の場所へと移動するのであろうか。どのように移動していくのか興味が尽きないところです。

 コウノトリは、昔から幸せを運ぶ鳥と言われています。偶然に間近にコウノトリを観察する機会を得て、ありがたいことでした。コウノトリ君のさらなる幸運を祈ります。

コウノトリ観察記

浜松市西区浜名湖東岸の伊左地川

❶ コウノトリの凛々しい姿      12月9日09:30~10:00

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 他を気にすることなく悠然と歩く

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❸ 餌を求めて獲物に狙いをつけた

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