老いる雑感( 86) 80歳以上のバソコンとスマートフォンの利用

    80歳以上でパソコン、インターネット、スマートフォンを使っている人はどのくらいであろうか。ネットで調べてみると、バソコンは20〜30%の調査データがあるようである。

    地域のシニアクラブの会員の現状からすると、10%程度とみてよいようである。

    80歳代の世代は、パソコンをいじるのは怖いと言った感じが強かったように思われる。多くの人は、最初から敬遠した嫌いがあったように覚えている。

     私の場合は、昭和の50〜60年前後の自衛隊現職時代は、文案は手書きの原稿を、部下がパソコンで文書化してくれていた。家では割合早い時期からワープロを購入して使っていた。

    平成2年4月退官後の自動車保険料率算定会調査事務所時代においては、勤務の後半は所長として報告文書や諸資料を作成するためワープロを使っていた。その後の、地域社会の活動では自治会副会長・自治会長として本格的にパソコンを利用することになった。

    そのきっかけは、情報社会の進展に鑑み、地域で活動するには自治会業務等でパソコンは必要不可欠であると考えるようになった。そこで、1週間ほど神原会館での夜のパソコン教室で教わり、初めてバソコンも購入した。その後はバソコンの使い方書物を読んで見よう真似よう で今日に至るまでやってきた。

    パソコンは、一字ずつ拾っいく格好であるため、速度は遅く時間がかかるが、シニアクラブの活動では利用度が極めて高い。それにしても、毎日、活用している割には依然としてスピードは遅く、孫たちのペースを見ていると時代と歳を強く感じることがある。

    こうしたことから、今ではパソコンを使うことは何らの違和感もなく、自然体で利用している。生活の一部とも言えるかもしれない。

    ブログを書くようになってからは、スマートフォンを一層頻繁に活用するようになった。パソコンとスマートフォンを使ってインターネットで諸情報を知ることが多くなった。

    もう一つは、写真を趣味の一つしたことがパソコンを使う機会を多くした。写真を撮ったら大体その日のうちにパソコンに入力し 保管するからである。

   特に.作品対象とするものはカメラをRAWにして撮影することにしている。この面からもパソコンを使って作品化するのに多用している。

    携帯電話の利用は、パソコンに比べるとかなり高いようである。多くが電話に利用しており、多機能を使いこなすにはめんどくさいようだ。

    パソコンにしてもスマートフォンにしても、自由に使いこなせないもどかしさはあるが、上手に活用すれば、まさに文明の利器である。

   こうしたことがいつまで続けられる分からないが、元気とボケ防止に続けられるうちは続けたいと思っている。また、利用にあたっては人様に迷惑をかけないように心がけている。

   こうした機器の進歩は著しく、今後どのように実用面、とりわけ私たちの日常生活に使われていくのか興味を持って見守っている。