85歳老いる雑感(109)   パソコンの活用について

 パソコンを購入して使い出したのはいつごろだったのだろうかと考えてみたら、平成15年(2003年)ごろではないかと思われる。それまで手持ちのワープロを使っていたが、自治会副会長になったことから職務を遂行する業務処理上必要に迫られて始めたものである。

 ワープロは、昭和53年(1978年)に東芝が日本語ワープロを発売して以降、急速にワープロ時代がやってきた。こうしたことから、昭和56年(1981年)ごろ購入した。自衛隊定年退職の10年ほど前であった。時代に遅れてはならないとの意識があったかもしれない。

 その後、退官後、自動車保険料率算定会調査事務所に入所してから最後に所長、日本損害保険協会交通事故相談所長として、ワープロを使用して業務処理をすることがあった。

 こうした経験があったので、パソコンへの移行は割合に抵抗感なく入っていったように記憶している。一つの慣れでもあった。

 パソコンを活用については、自治会長としての活動、シニアクラブ会長としての活動に極めて有益であった。

 自治会活動は地域における奉仕、ボランティ活動であり、会長は町の顔であるとともに自治会業務の推進役である。代表者としての立場から、時には気軽に世話係、相談係、苦情処理など何でも担当して処理をしたりで、上から下まで、世間で言うピンからキリまで柔軟に対処することになる。

 文書作成も、原稿を書いて事務担当者にパソコン処理してもらうより、原稿を作る段階でパソコンで文書を作った方が効率的である。また、恒常的な業務は定型化しており、パソコンの活用によって

練度が少しずつ上がり円滑な処理が可能となった。

 退官後から今日に至るまで、パソコンの活用によって、あらゆる事が短時間で効率的に処理することができた。

 間もなく、地域活動の分野からは外れることになるが、これからは自分のために活用することになるであろう。

 自分ことはまだまだやり残していることが山ほどあるので、パソコンの活用はこれからも続くことになる。

 最近、パソコンが不調になったりしたので、息子に手伝ってもらい、手持ちのパソコン2台を有効に活用するようにした。インターネットの時代、便利な時代になったものである。

 パソコンに慣れ親しんできても、上達しないのは入力作業である。ポツリポツリと進度は亀さんと同じである。焦らず、一歩一歩進むしか道はない。パソコンの入力は遅いが、ボケないで楽しく過ごしていきたいと思う。パソコンに使われるのではなく、パソコンを有効活用して今後の終活に向けての生活を充実したものにしたいと考えている。