1.入隊日は青春の記念日の一つ
59年前の航空自衛隊昭和30年6月2日、航空自衛隊第一期操縦学生として、山口県防府市にあった防府南基地の門をくぐり、入隊した日である。
井沢八郎の歌「ああ上野駅」に象徴れるように人生において、人にはそれぞれ大きな節目なった時期、出来事、出会いなどがあるものだが、私にとって、今日はその中の一つの記念日である。
2.1年ぶりの再会を喜び合う
昨年の同期生会から1年ぶりに再会した。今回参加した同期は32名だった。 参加を予定しながら4名が本人、伴侶の体調不良等で、取り止めとなる者も出てきた。
遠出をして参加となると、健康、病気・体調、家族の状況等いろいろな条件が整わなければ難しい。80歳を迎えるとなると、参加したくても制約されて断念せざるを得なくなってくることがある。年一回の同期会に参加できることだけでも称賛に値する。厳しさが加わってくるだけに参加できることは幸せだと思う。
3.やるべきことをやり遂げた男たち
第1期操縦学生として、同じ釜の飯を食い、厳しい教育訓練に明け暮れた同期生の絆は固い。59年間の各自の歩んだ道は同じではなかったが、どの同期の顔も自信と満足感に満ち溢れており、「やるべき事をやり遂げた。」との思いで一致した。
第1期生は 時代が求めた役割を立派にやり遂げてきた男たちである。その生き様は胸を張って良いものだ。
先日、民放特集で登場した東京オリンピックの五輪を描いた3人の淡野徹君・西村克重君 ・藤縄忠君も出席した。
4.来年は60周年記念浜松で集う
第1期操縦学生会の最後は、来年平成27年6月2日浜松で開催することが決定された。
1期生会長は黒田功君が退任し、平成26年度は小林誠君が指名され、浜松における入隊60周年同期生会の幹事役を常任役員の山田繁君、馬場雍君と一緒になって、浜松地区の同期が団結して企画運営することになった。
第1期操縦学生にとって浜松基地は、操縦学生基本課程を卒業し、英語教育と戦闘機操縦課程の出発点であり、航空自衛隊の教育のメッカであることから浜松で行うこととなった。
《 左から6番目の豊釜勇区隊長を囲んで第1期操縦学生32名 》