航空自衛隊第1期操縦学生( 68 ) 航空自衛隊第1期操縦学生の現状確認調査結果の報告

  第1期操縦学生会は、平成27年(2015年)6月に航空自衛隊 第1期操縦学生入隊60周年記念大会を浜松で実施し、全国的・組織的な活動を終えて、地区ごとの活動に移行した。したがって、8年前から本部機能は終結し、地区別活動は当該地区の有志を中心に活動が行われている。

   今回、  航空自衛隊第1期操縦学生の現状確認調査実施した。これは小生が中心となって、同期生諸兄の積極的な協力を得て全体の96パ-セントを確認することができた。

 本日は、今回の確認調査した令和3年9月3日現在の現状確認調査結果を現員85名全員に対して報告した。

 報告は下記の手段で行った。メ-ル及び封書で71名、消息がつかめない11名には、入隊60周年記念大会時に作成した住所あてにはがきを送った。

1  報告手段の内訳

〇 メ-ル 26名 (メ-ルアドレスのある方)

〇 封 書 48名 (ファクスのある方、電話のみの方 、施設入所) *3名分7日発送

〇 はがき 11名 (確認調査ができなかった方)

計 85名

2  報告文書の内容    三つの文書

 航空自衛隊1期操縦学生の現状確認調査結果

  についての報告

第1期操縦学生各位

 航空自衛隊第1期操縦学生の現状確認調査結果

についての報告

                                  (元第1期操縦学生入隊60周年記念大会実行委員長) 

                                                                              第3区隊 濵田 喜己

 

 同期生の皆さんいかがお暮しですか。

 平成27年(2015年)6月第1期操縦学生入隊60周年記念大会を浜松で盛大に開催してから早や8年の歳月が経ちました。60周年記念大会をもって、第1期生会は全国的、組織的な活動を終了して地区別の活動に移行いたしました。

 その後、80歳の大台に入ってからは、歳を重ねるにつれて同期生の物故者も増えてまいりました。また、多くの同期生が大病を患ったり、長年連れ添った最愛の妻をなくしたり、介護施設への入所、子息のもとへ転居、自宅での老々介護など厳しい状況にあり、同期生の消息の把握も困難となってまいりました。

 そのうえ、新型コロナウイルスの発生と感染拡大以来、私たちの日常生活は一変してまいりました。特に、感染力と重症化の強いデルタ株の出現で全国各地に緊急事態宣言が発令され、地区ごとの同期生会も開けない状態が長く続いています。

 しかし、やがて近い将来、コロナの収束が見えてきたら、地区別の同期生会も開催できるようになるかと期待をしております。何といっても話題の中心は同期の消息であります。

 こうしたことから、同期生の現状確認調査を8月27日から9月2日まで行いましたところ、諸兄のご協力により、別添「第1期操縦学生名簿及び物故者」を作成いたしました。

 確認調査は、最初にメ-ル、次にファクス、最後に電話確認を行いました。簡潔な内容でありますが、同期生の現状をA4版1枚にまとめることができました。短期間のため不備な点が多々あると思われますが、今後補完して下さるようお願いいたします。

 特に注目すべきは、60周年当時の名簿では☎確認調査ができなくて消息不明が11名いることでした。日ごろから交流のあった諸兄の尽力で確認ができることを願っています。

 確認調査にあたっては、髙濱榮示君から佐野隆君、村井禮造君、小林誠君から山口誠君、山足喬君から松村義文君、ご子息から鶴野良雄君、末原基與治君から森田四郎平君、水野達雄君から小林弘三君の永眠、山脇利雄君、村田博生君等から情報をいただきました。

 電話確認においては、お亡くなりになられた諸兄の令夫人、ご子息の皆様からは、感謝の言葉と共に「第1期生の皆様にくれぐれもよろしくお伝えください」との言葉をいただきました。ありがとうございました。故人の往時をしのびご冥福をお祈りいたします。

 わたくしたちは、人生の最終路に入っていますが、最後まで同期のきずなと「操学1期」の誇りをもって終わりたいと思います。

 諸兄のご健勝をお祈り申し上げます。ありがとうございました。

 

❷ 航空自衛隊第1期操縦学生の現状確認調査結果

  の概要

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❸ 航空自衛隊第1期操縦学生名簿及び物故者  省略

 

3 【所感】

① コロナ禍で同期の消息確認調査のきっかけ

 第1期生の同期から訃報の知らせがあった。コロナ禍で今年は特に多かった。1期生会が活動を終結して8年の歳月が経っているが、同期の消息は最大の関心事であり、話題の中心である。こうしたことから確認調査をすることになった。

② 若いときに鍛えたせいか85歳前後で半数が元気

 厚生労働省のまとめによると、令和元年(2019年)日本人の平均寿命は女性87.45歳、男性81.41歳となり、女性は7年連続、男性が8年連続で過去最高を更新したという。現在85歳前後で半数が健在である。若い時代に鍛え規律正しい生活をしたことも影響しているように思われる。

③ 88歳・米寿の入隊70周年集会も視野に入ってきた

 コロナが収束すれば地区別のミニ同期生会は開かれるようになるであろう。誰彼ともなく入隊70周年は全国から一堂に集まろうではないかと話が出るようになった。2年後である。88歳・米寿を迎えるころにことが話題になるだけ元気なものが多いということである。