わが88歳の雑感( 284)  自分の健康寿命を自覚しながら、毎日を大切にして明るく楽しく過ごしたいと思う。

 わが人生・88年を振り返ると、妻子はもとより先祖・祖父母、両親、兄弟姉妹から親戚、少年期の幼友達、友人、学友、恩師、青年期の同期生、壮年期に上司と一緒に仕事をした仲間などさまざまである。

 最近は、同年代や自分より年下の訃報に接することが多くなった。とりわけ、わが人生の活動期となった35年余の航空自衛隊勤務において、一緒に仕事をした仲間の訃報を聞くことが増え、惜別の念を強くするとともに当時の様々なことが思い出される。

 この頃は、歳を重ねるにつれて、自分の活動範囲がだんだんと狭くなっていき、情報量も減少しつつある。したがって、多くは航空自衛隊の退職団体である「つばさ会」の訃報欄を通じて知ることが多くなった。時が過ぎるにつれて、あの人もこの人もと、一人減り二人減りで寂しい思いがする。

 お世話になった方の多くは既に他界され、ご冥福を祈りながら当時を回想するだけとなってしまった。

 厚生労働省が発表した令和4年(2022年)の男性の平均寿命は81.05年である。これをはるかに超えた88歳ともなると、健康で自分のことは自分で出来るのは、どんなに元気であってもこれから5~8年前後と思われる。自分の健康寿命を自覚しながら、毎日を大切にして明るく楽しく過ごしたいと思うこの頃である。

 

 

 

こうしてみると、思い出の中心となるものは、それぞれの時代において、人と人とのつながりと交流であったように思う。「人生は人と人のつながり」そのものであると言っても過言ではないように思われる