わが87歳の健康法(2) 何でも美味しく食べる

 わが87歳の健康法の2番目に,「何でも美味しく食べること」をあげたい。

 食事は、子供の時から好き嫌い無く何でも食べてきた。大東亜戦争中及び敗戦後の厳しい時代も経験した。こうしたことから食べ物は、何でもありがたく美味しく食している。

 生家は、二十世紀梨園、養蚕及び畑作農家であった。田んぼだけがないため、お米だけは配給米や米屋さんで買っで食べていた。

 現代のような豊富な贅沢な食べ物から見たら貧しい食生活であったであろうが、お腹が減れば家のそばにある畑からきゅうり,トマトや季節の果実などをもぎ取って食べていたのでひもじい思いをしたことはなかった。

 戦前・戦後は,米穀配給通帳なるものが一世帯に一通あり,お米は米穀配給通帳で特定の米屋さんで買っていた。この米穀配給通帳は、昭和17年(1947年)4月からわが国の食糧管理制度の下に米の配給を受けるために発行された通帳であった。昭和56年(1981年)6月に廃止された。

 若い時代に,陸上及び航空自衛隊自衛官として集団生活をした。集団給食で出されたものを何でも食べてきたことが、今日の食生活に影響を与えている面もあるようだ。

 こうしたことで、今日も食べ物は何でも食べるし、食べられるので,市売の栄養補給剤的なものは一切口にしていない。テレビや新聞紙上の宣伝・コマーシャルでサプリメントなど目と耳に入ってくるが、今のところ全くお世話になっていない。

 自宅に接して畑に家庭菜園を設けている。主として妻が四季折々の野菜などを栽培しており、新鮮な野菜などを食している。ありがたいことである。

 毎日毎食定時に食事をとり,口から食することが健康維持に貢献しているのではなかろうか。何でも美味しく食べられることに感謝している。