神原町シニアクラブ(会長濵田喜己)は、正月三が日を終えて、諸活動を始めた。年末年始間はしばらく顔を合わせていなかったが、会員の皆さんにおいては変わりないようであった。
ここ10日ばかりで、新型コロナの新変種オミクロン株の急激な拡大傾向に注視しつつ、感染防止については、今まで通りの注意事項を守って、15名が参加して水曜会を実施した。
正月早々であるためか、普段よりやや参加者が少なかった。高齢期になると、日々様々なことが起きてくるものだ。元気に参加できることは幸せであると言えるのではなかろうか。
今日の活動は、ロコモ体操を行った後、3個班に分かれて輪投げを行った。プレイを始めてみると、普段の調子より上がらない人、前段よくて後段は調子が下がった人、その逆の人、終始一貫して好調な人様々であった。
前段、休憩、後段と全部で90回輪投げをすることになる。結構な運動量となる。・また、各人の輪投げが終わった後、その都度、盤の近くに集まり、3人が1組となって、得点の確認、計算、記録の役割を行うことにしています。
これは、単に輪投げをするだけではなく、その都度、自分の席から盤へ行ったり来たりすることによって、運動量の増加・身体を動かすこと、計算機による得点の集計操作、得点の記録など総合的に心身を働かすことを狙ったものです。
得点の確認、計算、記録は、素早く暗算できる人、諸動作が短時間でできる人など特定の人が行うのではなく、効率より多少時間がかかっても全員が順番で交互に確認、計算、記録の役割を果たすことによって、心身のフレイル(虚弱)を予防しようとするものです。
高齢者の特性として、計算を間違えたリ、モタモタすることがあっても、明日は我が身とお互いに許し合い、労りあって円滑に進めることに留意しています。
勿論、素晴らしいプレイができて、好成績、高順位であると楽しいが、結構、毎回順位が入れ替わり、誰にでもチャンスがあることが輪投げの良いところです。
班の編成も、毎回くじ引きで、赤・青・黄の3個組を作り、皆と満遍なくまじ会えるようにしています。こうした運営方式は、高齢者集団の特性を考慮して考えだしたもので、今日では定着してきました。
諸活動は、集団得点方式ではなく、個人競技方式を取り入れながら、得点成績にかかわらず、楽しく、快活に、喜怒哀楽のある活動を目指しています。
今日も最後に第7位から第1位・優勝者を決定・発表し、次の金曜会・リアル野球盤を楽しみに参会しました。
❶ ロコモ体操
❷ 輪投げフレイ
❸ 得点の確認・計算・記録