86歳老いる雑感( 208) ほめることはあってもけなすことはしない。

 人間「他人を褒めることはあっても、相手をけなしたり、相手の悪口を言わない。」は日常生活の教訓であり、格言である。

 他人をけなしたり、悪口を言うことは、結局、自分の人格、品位を下げるだけにとどまらず、相手を傷つけ、信頼関係を壊すことになる。

 人間社会において、どんなに高位・高官になっても同じである。時折、相手の悪口を公言している姿を観ることがあるが、テレビのワイドショーではないが、興味と好奇に目をもって拡散されて行くが、言っている本人の人格・品位・性格なとが一段と下がって醜い姿に映ることがある。

 社会生活において、相手について発言するときは良い点を褒めて悪い点に触れない方が良い。悪い点があれば自分の胸に秘めておけば良いことである。

 日常生活で、ついつい他人の悪口を言ったりすることがある。一方、他人の悪口を聞くときほど嫌なことはない。

 よくある井戸端会議における軽い悪口程度であれば、その場で終わることがあるが、政治、経済、社会等において社会的地位の高い人が、公の場で相手の悪口を発言したりするととんでもないことになる。

 昨今、川勝平太静岡県知事の選挙応援演説時の発言が話題となっているが、私たちの日常生活においても心すべき事柄である。特に、高齢者集団においては銘すべきことである。