天龍山洞雲寺参道の人生教導の石碑(2) 感謝の心に花が咲き 不満の心に花が散る

    菩提寺である浜松市西区神ケ谷町天龍山洞雲寺 には、毎月1日と15日の2回,同寺に詣でて墓参りをしている。

 参道の片側には、昭和の30年代に設置された石碑が15個建っている。檀信徒から寄進された石碑で,表面に人生の諸々の教導の言葉が銘されている。その裏側には寄進者名と建立年月日が刻まれている。

 仏様の教えでもある。日常生活における誠に含蓄のある教導の言葉である。

 墓参りの都度,立ち止まって読み返すことにしている。歳を重ねるにつれて同感することばかりである。

 わが人生を振り返り,残された人生の道標としている。

❷ 天龍山洞雲寺参道の人生教導の石碑 

「感謝の心に花が咲き 不満の心に花が散る」

[所感]

   運転免許証を自主返納して以降、公共交通機関であるバスを利用することが多くなった。降りる時に,運転手に対して,「ありがとう」「ありがとうございます」と感謝の言葉を告げる方が多く見かけられる。この言葉ほど美しい言葉はない。いいね!である。

 バスの乗車料金を払っているから当たり前ではなく,安全運転で運んでくれた感謝の気持ちから発する言葉である。

   人間この世に生を受けてからあの世へ行くまで社会の恩恵を受けたり、他人のお世話になるものである。

 子供時代は育てられ、大人時代は助け助けられの共存共栄である。社会生活の基盤は,人間関係で成り立っている。

 どのような状況下であっても,人間関係が良好であれば,難局を突破して成就することが出来る。

 人間関係の基盤は,他人への感謝である。社会や他人への感謝の心とそれを表す「ありがとう」「ありがとうございます」の言葉を発することができるかどうかで決まってくる。

 これに対して,当たり前,当然のことだ,むしろ不満を露わにした態度,姿勢からは人間関係は破綻をしていくことになる。成せるものも成せなくなる。まさに花が散ることとなる。