浜ちゃん日記 80歳以上の高齢者のワクチン接種と大規模接種の虚偽予約及びシステムの不備問題

 ここのところ数日は、シニアクラブの会誌を発行するため、印刷前の点検確認で終日作業に集中した。シニアクラブの当面の話題は、ワクチン接種に関することである。

 当初のワクチン予約騒動も落ち着いたようで、17日の初日に接種を受けた人、予約が完了して接種日を待つ人、まだ予約が出来なくて待機の人とさまざまである。諸活動で集合する都度、皆さんには必ず接種できるからあわてたり、動揺しないように話をしている。

 私は先日2ケ月ごとの循環器の定期健診の折、予約ができるとのことであったのでお願いした。最終的には会員の皆さんで接種の予約ができていない方を把握して、予約の支援をすることにしている。  

 ネットで、マスコミ2社が自衛隊が運営する高齢者向け新型コロナウイルスワクチンの大規模接種センターに対して、虚偽予約をし、システムの不備を指摘する内容のものを発信した。

 これに関して岸信夫防衛大臣が悪質な行為として、朝日新聞出版と毎日新聞に対して、厳重に抗議した旨の報道があった。

 私も17日ネットでいち早く見ており、虚偽行為と記事内容について、何を意図しているのだろかと疑問と不快感を持ったものである。

 新聞等メディアは、新聞週間等の標語に「社会の木鐸」と言われる存在であった。品格を下げる行為を同社の中で止めるものはいなかったのだろうか。その上、野党の党首の発言が話題になっている。

 大規模接種システムに欠陥・不備があるならばその原因・要因はどこにあるのかは自明である。国民の生命を守るための自治体とのシステムとの連結と構築、マイナンバー登録の完結、デジタル化の推進など国家機能を発揮できる体制の確立を阻害しているものは何か、根本的な問題にメスを入れず、これらを排除するための方策の提言につながらないところに問題があるのである。

 この程度の不備は現行制度下で実施すると、普通に考えられものだ。この不備を速やかに是正するための方策、これを機会に世界各国と同じ普通の国にならなければならない。国家の基本問題の解決に資する提言を期待するものである。

 こうした提言があればまだしも、虚偽予約行為を正当化することは許されない。品格を下げるだけである。