2月2日・「節分」である。節分には豆まきが行われる。例年「節分」は2月3日であるが、暦のずれの影響で1日早まり、124年ぶりに2月2日となる珍しい年になったとのことである。ネットで調べてみると、「節分」は「立春」の前日とされているそうで、「立春」が2月3日になるとのこと。「立春」と「節分」が例年よりも1日早くなるのは明治30年以来、124年ぶりであるとのこと、それにしても今年はコロナ禍の影響で、町内の神明宮神社の例年の豆まきも中止になった。
子どものころから、節分には「鬼は外福は内」と豆まきをしてきた。家庭を持ってからもその風習を続けてきたが、夫婦だけとなると形通りとなってきた。豆も歳の数だけ食べたら大変なことになる。85個も食べきれない。妻が手渡ししてくれた数だけ食べることにした。今年も「まめになって」元気に過ごしたいものだ。
今年の恵方巻きの販売合戦は例年より盛んであったように拝見した。わが家では、毎年のことではあるが、妻が前日までに具材を用意し、午前に自分で作り、午後に子供や孫たちに届けた。具材組み合わせて5種類であった。
私は子供時代は山陰地方で育った。母親が節分の時は巻きずしを作ってくれたことを覚えいる。季節の節目、お祭りには「巻き寿司」を作るのが定番であったので、特別珍しいことではなかったように記憶している。寿司といえは巻きずしであったからである。
「恵方巻き」という言葉がはやりだしたのは、平成時代の半ばごろからであっであろうか。「恵方巻き」については、歳神様がいるとされる縁起の良い方角の「恵方」を向いて「福を巻き込む」巻き寿司を無言で丸かじりすると、1年を健康に過ごせると言われている。
事の由来はともかく、節分に「恵方巻き」を食して、家族全員の1年の 健勝を祈念できたことは良かった。人生において、家族において「健康」は最も重要な事柄である。きっと末代まで続く風習であるように思える。