83歳老いる随想(52) 身体の節々に歳をとることを実感をする

 毎日の生活は、体調の良い時もあれは、悪い時もある。体調がどうもよくないとあれば無理をせずに過ごすと意外に回復するものだ。最近は右肩、左座骨から下肢にかけて神経が痛むことがある。

 激痛や鈍痛が走るときは、しばらく静かにしていると元に戻る。機能的には何らの障害もないから、どこが痛いのかと問われれてもここだと言えないことがある。歳とともにいたるところがきしんでくるようだ。この時ほど歳をとるということを実感する。

 歩くこと、動くことは積極的に心掛けているが、特に足からくるとはよくわかるようになった。歩く回数が減ったとき如実に表れてくる。元気でいたいという気持ちは人一倍あるつもりである。言葉の端々に「もう」幾つになったよりか「まだ」幾つという方を選んではいるが、日常生活で身体の調子や諸動作から歳をとることを実感することが多くなった。