84歳老いる雑感(82) 猫背にならないよう胸を張る姿勢を保つ

    歳を重ねるとともに猫背になってくるものだ。普段の日常生活において、胸を張り姿勢を正すよう心がけている。

    全国花コンクールの表彰式に行った折、姿勢がよかったですねと担当者から言われた。また、懇親会などで初対面の方から、背筋がピンと張っていますねと言われたことがある。

    こうした時には、元自衛官ですからと返事をすることにしている。相手の方はなんとなく納得されたような表情をされる。

    健康にして長寿の方の多くは、総じて姿勢が良いと見受ける。外見からも元気そうに見える。

    歩く時に下を向いて歩くより、正面を向いて胸を張って歩いた方が気持ちが良いものだ。他人から見ても、猫背でトボトボと歩く姿はいかにも元気がなく意気消沈したように見える。

    若い時は胸を張って、姿勢を正すことは自然にできたが、高齢になると下向きの姿勢になってくる。身体自体がそのようになってくるものであるが、意識して胸を張る、若々しい姿勢を保つように心がけことが必要ではなかろうか。

    歩行のときや立ち姿勢において、背筋を伸ばすことは心身の健康につながるものではなかろうか。

    こうしてみると、元気の源は姿勢にあるように思う。そこから前向き、積極的な物の見方、考え方、発想が出てくるのではなかろうか。

    これからは、さらに歳を重ねても猫背にならないよう胸を張った姿勢を保つよう心がけたいと思っている。