がんとの闘い(28) がん再発に対するわが挑戦

1.膀胱鏡検査

 昨日3月19日は、病院に行って膀胱鏡で膀胱内を検査した結果、小さな腫瘍が認められた。膀胱がんが再発した。悔しいがこれは冷徹なる事実であり避けて通ることかできない。強い覚悟をもってがんとの戦いを始める。

     膀胱鏡の挿入は麻酔処置を行なっているので、多少の違和感はあるが耐えられないものではない。自分でもスコープの画像が見られるので時間の経過は短く感じられた。

    今回は3回目の膀胱鏡の挿入で慣れているので精神的に楽な気分で検査を受けた。担当医が膀胱内に異常がないか注意深く探っている中で1箇所腫瘍が発見された。自分も同時にモニター画面が見れるので、腫瘍の状況を確認することができた。医師からも再度撮影した写真で示され確認し納得した。

 

 2.がん再発への対応

    がん細胞は複雑怪奇であり、ひとたびとりつかれたらなかなか逃れられないことは十分承知している。今回の検査でも当初から再発の可能性は半々と予測していたので、「またできたか」と思わずつぶやいた。

 それによって特別の動揺もないが、特に身体的には異常もなく、腫瘍ができたことの兆候もなければ自覚症状がないだけにがん核細胞の親分はひそかにどこかに潜り込んで指令をしているようで「しぶとい奴だ」と思った。実際に画面で見て「そうか、負けてなるものか」と決意を新たにした。

 担当医とは 1週間後に入院等ら治療方法について話し合うことにした。当然家内同伴である。早く対処することにした。

    平成24年12月入院検査結果腎盂がんと診断され、25年3月左腎尿管全摘出した後、膀胱内に再発が認められ同年10月経尿道的膀胱切除術を受け、今回26年3月の膀胱鏡検査で膀胱内に再発が認められたものである。

 

3.やるべきことはやり通す

 幸いにして腫瘍は小さく自分に自覚症状がないくらいなので、日常の生活が普通にできることで勇気づけられている。昔から「命あっての物種」といわれる。年度替わりでシニアクラブ、花いっぱい活動等いろいろいろいろあるがうまく付き合いながらの対応となるであろう。身体の状況に合わせながら入院処置まで手加減しながらになるであろう。

 さりとて、がんに負けて降参はしたくない。どのように推移していこうと最後までやるべきことをやる信念はいささかもゆるぎなく貫き通すと決心した。それは「人間でありたい」からである。