令和5年度・第21回国民の自衛官顕彰( 3) 陸自第1師団司令部付隊 藤田祐介1等陸曹(41) 「384人の入隊導いた広報官」

 令和5年度・第21回「国民の自衛官」顕彰の隊員及び部隊の横顔紹介が産経新聞で行われている。恒例のフジサンケイグループ主催の画期的な顕彰事業で敬意を表する。

❶ 国民の自衛官横顔(3)   

   陸自第1師団司令部付隊 藤田祐介1等陸曹(41)      

 「384人の入隊導いた広報官」

  産経新聞記事 令和5年9月14日  出典

❷ 所感

 広報官として、令和4年度までの6年間で384人を入隊に導いた功績は素晴らしい。

 航空自衛隊に勤務した昭和の時代、西部航空方面隊司令部の人事幕僚として、管内の地方連絡部へ勤務している空自の准尉及び空曹の人事を担当したことから厳しい募集環境の実情と多くの空自広報官を知ることとなった。

 当時、隊員募集が今以上に困難な時代であったが、俊碗をふるったベテラン募集広報官の活躍ぶりを目の当たりにして、その苦労と努力に敬服したものであった。そうしたことから当時大活躍したの執行准尉、三隅俊昭氏、森山君男氏、粒山貞雄氏、米丸晄慈氏、水本毅氏等の面々が今もって強く脳裏に残っている。

 ちなみに、2013-10-02   昭和の航空自衛隊の思い出(185)「忘れ難い地連勤務者」として認めている。

 防衛力、特に人的戦力の要となる自衛官の確保は、少子高齢化、人口減少化の将来動向を展望すると、国家防衛戦略等における人的基盤施策として、防衛省だけではなく、国家としての抜本的対処が求められる時代に入っているように感じている。