元自衛官の時想(145 ) 東日本大地震11年に寄せて

 「3.11」・3月11日は、生涯忘れることのない日である。忘れてはならない鎮魂の日である。

 東日本大震災は、発生から11年を迎えた。警察庁、復興庁調べによると、死者1万5900人、行方不明者2523人、震災関連死全国3784人と約2万3千人を超えた。避難者は、4年2月8日時点で全国3万8139人である。

 発生時刻の午後2時46分、被災地の沿岸部などでは、遺族らが大切な人を思い、鎮魂の祈りを捧げた写真が報道された。私も静かに黙祷した。

 当時の想像を絶する悲惨な状況は、新聞テレビで報道され、今もって記憶に鮮明であるが、残念ながら少しずつ薄れていくものである。

 震災の実態と教訓を後世に何としても伝えるにはどうしたらよいか。これは言うは易く、実に大きな難しい課題である。

 津波に対しては、高台等へ「避難」することに尽きる。災害は忘れた頃にやってくる。災害対処は単に頭で考えるだけではなく、津波の発生・警報に対して、避難の実行動が伴わなければ被災を防ぐことができない。抽象論ではなく実行動がとれる具体策を何としても実行しなければならない。

 昨日の産経新聞の「東日本大震災11年」に関する主張は、正論でありであり,全く同感である。銘すべきではなかろうか。また、日本財団の一面広告は素晴らしい企画であり、実行可能な具体的提言である。早速、切り抜いて実行することにした。

産経新聞 主張 令和4年3月11日

f:id:y_hamada:20220313064611j:plain

f:id:y_hamada:20220313064657j:plain

日本財団の広告

f:id:y_hamada:20220313080243j:plain

f:id:y_hamada:20220313080258j:plain