86歳老いる雑感( 213) 年末に向けて「欲張り爺さん」ではなく「元気爺さん」を目指す

 今年も喪中はがきが多く届いた。親戚、中学の同級生、自衛隊時代の同期生、一緒に国家防衛勤務に従事した先輩・同僚・部下、地域の知人の永眠であった。

 この歳になると、あの世へ旅立つのが早いか遅いかだけで、長い人生から見たらほんのわずかな違いでしかない。

 昔は人生50年であったが、今や100年時代となってきた。まだまだやりたいことがあるが、あまり欲張りすぎると「欲張り爺さん」となって、ろくなことはないから程々で収めるのが一番良いようだ。それにしたも残された人生はわずかとなったが、全くその心構えがないから無頓着である。新しいものを求めて毎日挑戦しているせいかもしれない。そうは言っても、刻々と気持ちとは別に身体は衰えてきつつあることを自覚している。これからは「欲張り爺さん」ではなく、「元気爺さん」でありたいと思っている。

 今日は、15日朝天龍山洞雲寺に詣でてお墓に供花をした。師走の月も半ばとなった。新しい年を間もなく迎える。

 自転車で往復すると、晴天の下、冷気が冴えて季節感をしっかりと肌で感じた。身を引き締めて年末に向けて整理に励むことにした。