86歳老いる雑感(194) 老境をできる限り自主性を持って生きたい

 梅雨明けで快晴の早朝、5時に家周りを散歩していたら、知り合いに出会った。高齢になってから膝関節を悪くし、大手術を受けた方だ。

 退院後は執念を燃やして歩行訓練回復に努めた結果、今やハツエをついてゆっくりと歩いている姿に感動した。何としても自力で歩きたいといういう積極的な意欲と信念があったからである。

 全国的な猛暑、シニアクラブの月曜会グラウンドゴルフを始める前に午前7時からコースの整備をしたら少し作業しただけで大汗が噴き出てきた。

 こうしたことから、本日のグラウンドゴルフの開始にあたっては、熱中症にならないように体調に変化があればすぐに止めることを申し合わせて開始をした。 

 プレイはいつもの通り、2ラウンド後に休憩を取り、1ラウンドで終了した。また、参加者11名のうち1名が1ラウンド後に大事をとってプレイをやめることにした。調子が悪くなりそうであれば中途で止めるという決心も大事なことである。こうして無事に3ラウンドを終了した。

 シニアクラブにおいても、日常茶飯事的に、老いるといろいろなついにことが生じてくるものである。

 足腰が弱り、月一回の定例さえ参加が困難とった方、がんな何何回も入院する方、老老介護で一方が体調不良で参加が困難になった方、フレイル(虚弱)が進みついに介護施設に入る方、晩年の人生は静かな毎日であるように見えるが、実際は波瀾万丈である。

 こうした中で、自分の意思で自分なりの人生を歩むことができることは幸せである。介護施設にお世話になるようになると自分の意思を徹す主体性を持った生活を維持することは難しくなる。

 今日は航空自衛隊入隊時の同期生の一人の訃報を受けた。ご子息から連絡を受けたので地区の同期に連絡した。若い時代に切磋琢磨した同期も老境に入ってそれぞれの人生を歩んでいる。静かに仲間が逝去する年代となってきた。同期生のご冥福を祈った。

夕暮れ 令和3年7月19日18:57ごろ撮影

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