元自衛官の時想(64) 猛暑日のグラウンドゴルフと中断

    どんな組織でも責任者としての責務は、状況判断と毅然たる決断が求められる。

    昨日は午前、恒例のシニアクラブのグラウンドゴルフを行なった。天気晴朗なれど猛暑であった。ロコモ体操の後、プレイを2ラウンド回っているうちに発汗が激しくなった。

   通常は2ラウンド後、休憩をして1ラウンドをして解散するのが通例であるが、気温の上昇具合から2ラウンドで中止することをメンバーに計って決定し、速やかに木陰に移動し終了した。特に、身体の調子の悪いものが出たわけではないが、その可能性が予測されたので中止することにした。

    当節は、皆んなが猛暑に敏感で対処について格段の知識を持っようになった。しかし、個々の当事者は理屈で分かっていても実際の対処は難しものがある。まだまだ大丈夫と言った類があるからだ。

    そこで僅かな兆候でも見逃さず、中断したり、中止を決断することを怠ってはならない。それがリーダーの責務というものではなかろうか。

    時として、もっと出来る、もう少しとかの意見があるが、こうした時には確固とした全責任を負う覚悟と決断が必要である。ああでもないこうでもないと躊躇すると迷いが出て来て「朝令暮改」や「右顧左眄」となってしまうものだ。

   それにしても、全員が80歳前後の皆さんであるが元気である。 帰宅して、汗をかいた後だけにシャワーを浴びて休養すると爽やかな気分であった。適度の運動と休養のバランスが健康につながっているのだと思う。